九重連山とこれを取り巻く九重町飯田高原、竹田市の久住高原などが活動の中心。
九重の山々は、多彩なルートがあって飽きない。
霧島連山も大好きだが、2011年の新燃岳の噴火があってから足が遠のいている。もう一度、新燃岳の馬の背をのんびりと歩いてみたいもの。
キャンプの方は、7月~9月のハイシーズンに行くことはめったにない。
暑いのはともかく、マナーを心得ないキャンパーも多く、騒々しいのでくつろげない。
紅葉の美しい晩秋と、人の少ない冬がいい。
日本酒と溫泉にベストマッチだ。
2024年
5月
04日
土
来月、宮崎県のえびの市から、韓国岳に登ろうと思っている。
二十数年ぶりの韓国岳だ。
韓国岳の南に位置する新燃岳は、有史以来、火山活動による噴火を繰り返してきた。
2011年(平成23年)の爆発では、新燃岳火口から南西3.2km付近に大きな噴石が落下。
それ以降も、広範囲に大きな噴石が飛散する中規模噴火が発生した。
ここ数年、ようやく火山活動が落ち着いてきたことから、現在は、噴火警戒レベル1に引き下げられている。
今回の旅行の主目的は、宇佐八幡宮。
その地に近いキャンプ場を選んだ結果、初めての海浜キャンプとなりました。
よく整備されたテントサイトの眼下には、糸ヶ浜と別府湾が広がります。
キャンプ場には遊具など家族連れが求めるものがないので、海水浴と併せて遊べる7月~8月のハイシーズン以外はわりと静かなようです。
この二日間、20区画のサイトは我々のみ。全区画独り占めでした。
昼間は、浜で蟹やヤドカリと遊び、夜は潮騒を聞きながら飲み眠り、
朝、野鳥のさえずりで目覚める。
これほど、落ち着いて、のんびりと過ごせたキャンプは初めてでした。
期日:2012年6月2日(土)~4日(月)
場所:糸ヶ浜オートキャンプ場 大分県速見郡日出町
【スケジュール】
6月2日 06:30博多発 08:30糸ヶ浜着 09:00テント設営 11:10想夫恋別府春木店
12:30明礬溫泉 別府温泉保養ランド 14:00 日出町で食料品等調達
6月3日 08:30糸ヶ浜発 09:30宇佐八幡宮 12:30まほろば菟狭(うさ)物産館
13:30 安心院葡萄酒工房 16:00糸ヶ浜散策
6月4日 09:00 撤収開始 11:30糸ヶ浜発 13:30想夫恋住吉店
<テントサイト>
装備は出来るだけ簡素に。ツーバーナーも使いません。
昨年買っていた屋外用のイワタニカセットフーのデビュー戦。
3.5kWの高火力、使いやすいですね。
同じイワタニの炉ばた大将 炙家と2つあれば、煮炊きに不自由はありません。
<糸が浜の海>
いにしえの昔、海を渡り、この浜にも立ったであろう「秦氏」一族を思います。
糸ヶ浜の公園内には、住吉神社があります。また、近くには、住吉浜も。
ほど近い杵築市には、奈多の地名もあるのです。
「糸ヶ浜」の“いと”は、「伊都国」の”いと”を想起させ、「奴国」、そして、安曇氏の拠点であった福岡市志賀島、その近くの和白には奈多海岸が…。
そこかしこに、渡来人、海人族の足跡を想わざるを得ないことばかり。
楽しみは、ますばかりです。
長者原やまなみハイウェイに近接する高原のキャンプ場。
九重の山脈を眺めながらの一杯は、言うことなし。
オートサイトは、ミニキッチンとAC電源の付き。
これで敷地内に溫泉があれば120点
【 マルチキッチンテーブル DOPPELGANGER OUTDOOR 】
いわゆる売れ筋商品ではありませんが、なかなかの優れもの。
二~三度、猫や狸か何かに食べ物を盗まれたため購入。
フロント面は、ジッパーで閉じることができます。
組立1分、収納力抜群。
【 コールマン ステンレス スパイスケース 】
これさえ入れておけば、ほとんど料理で困ることはありません。
基本調味料に、各種シーズニング、マヨネーズ、ダシ、ブイヨンなど。
おまけに、缶切り・栓抜き、miniじょうご付き。
いつ頃、いくらで買ったか覚えていませんが、
現在は、手に入れるのが難しいようですね。
あらかじめ注文しておいた中抜き丸鶏を、オートビレッジから10分ほどの所にある
「ショッピングセンターあだち」で購入。
ちなみこの「あだち」さん、皆さん親切、とてもいいお店です。
オートビレッジでキャンプの際は、テントを立てた後に、
食料の調達にいつも訪問しています。
少し前、ここの馬刺しは本当に美味しかったのですが、今は買えなくなりました。
丸鶏のお腹に、にんにくとセロリを詰め込んで、
ジャガイモとともにダッチオーブンに投入。 火加減を見ながら、待つこと約1時間。
う~ん、なかなの出来。ビールがうまい。半分を翌朝用に残しておきました。
ところが、寝ている間に、骨1本残らず何者かに食べられていました。
ん~、経験的に言えばとても猫にはできない芸当、狸?それともイタチ?…?
そのうち、オートビレッジに住み着いてるとおぼしき人擦れした猫が寄ってきました。
私の目をみながら、堂々とした態度で我がテントの中に入っていこうとする。
「ちょっと待て~い!」
もしかしてチキン泥棒はこいつなのか? 結局、真相は闇の中。
近年では、うら若き女性の単独行をしばしば見かけます。
この日の坊がツルにも単独行の女性が二人。
私のテント近くには、大きな犬二匹を連れた三十前後の男性が。
犬達が走り回って、その内の一人の女性のテントに近づいたのをきっかけに、
女性の方から話しかけたご様子。その後女性は、カップを持って自ら男性をご訪問。
黄昏の坊がツル。なかなかいい雰囲気になってきてるじゃありませんか。
成り行きや如何に。
翌日、男性は早朝からテントを撤収。
あっという間に、犬達と共に坊がツルを立ち去りました。
のんびりとご起床の女性は、跡形もなくなった男性のテントサイトを見つめ、
しばし呆然。ん~、難しいもんですね。
<パワースポット弊立神宮>
日本列島を関東から九州まで縦断する大断層が、中央構造線。
九州では、大分県の臼杵から熊本阿蘇を通り八代に抜けているとのこと。
この中央構造線上には聖地や霊場が集中していて、日本最大の霊場伊勢神宮もこの構造線上に存在すると。
そして、この弊立神宮もこの構造線上にあり、パワースポットとしては有名なのだそうだ。
しかししかし、小生のような超鈍感人間は何も感じることができない。
昔から、バチが当たることはあっても、ご利益なんて縁遠い人間。
蚊の大群に襲撃されただけだった。
もしかして、これはバチなのか。
<雲を見下ろすキャンプ場、四季見原すこやかの森>
標高1,200メートルに位置する、まさに天空のキャンプ場。
眼下に雲を見下ろす抜群のロケーション。温水シャワー・シンク付きのオートキャンプ場。
たどり着くまでの道は、スリル満点。転落、落石注意。
静かで、星空の美しさに感激。
夜中に、猫の軍団がテント内のリビングに侵入。
バケツに貯めておいた水を、ジャボジャボと大きな音を立てて飲むのです。
「むむっ…、野郎、やかましいぞ」
月明かりで、テントに大きく映った影は、まるで化け猫。
おまけに、敷地内で動物を飼っているせいか、やたらハエが多いのです。
帰りの日、車でキャンプ場を出る時、ふと見ると、猫の軍団が駆け回っていて…。
野原を楽しそうに駆け回る猫というのも珍しい。
こんな素晴らしい日和は、1年でも数日でしょう。
テントは、snow peakのランドロックに替えています。
高原とは言え、夏、真っ盛り。
暑くって、暑くって。
花は美しいけれど、朴念仁の私には、名前がおぼつかない。
山に囲まれた草原。広々としたフリーサイト。のんびりとしたキャンプができました。
この時のテントは、小川のティエラ5。
気合いを入れてキッチンを設営し、九粋渓の「桂茶屋」で購入していたヤマメを焼いて一杯。
ダッチでパンを焼きました。
カメラを忘れて、仕方なくインスタントのフィルムカメラを購入。
避難小屋付近で、初老の男性と連れの凛々しい少年犬ハスキーに遭遇。
呼ぶと元気に近づいてきましたが、そばに来るとかなりの迫力。
深い霧に行く手を阻まれ、途中で登山は断念。
この時のテントは、snow peakのアメニティドーム。装備も簡素です。