昭和40年、県営力丸ダム(宮若市)が竣工した。
翌41年に、隣接地に「力丸花ホテル」や「千人プール」と呼ばれた大きなプールなどのレジヤー施設がオープンした。
夏場はプール、冬場は「力丸野外アイススケート場」と呼ばれた。
当時、福岡県内唯一の屋外スケート場だった。
飯塚市の親戚に年長のいとこが二人いて、冬休みに、その親戚の家に遊びに行くと、そのアイススケート場に連れて行ってくれた。
中学生になると、土曜日の午後から、仲よしの友達と飯塚市幸袋まで公共交通機関で行き、そこからタクシーでスケート場に行くようになった。
施設内には横になれるような休憩室もあったので、滑っては休み、休んでは滑り、一晩中遊んだ。
腹が減ると、スケートリンクの端にあった小さな売店で、ホットドッグを頬張った。
軽く焼いたパンにマスタードを塗り、千切りのキャベツと焼いた細いソーセージを乗せて、ケチャップをかけただけのもの。
まさに、昭和のホットドッグだ。
そうしたレジャー施設群も、随分昔に閉館し、現在は廃棄物の処理場になっているとか。
下の写真はその売店の写真で、見る影もないが、当時を思い出させる看板が哀愁を誘う。
時々、今時の洒落たホットドッグではなく、昔のホットドッグが食べたくなって自分でこしらえる。

当時、その売店で売られていたホットドッグで使われていたのは、おそらく、伊藤ハムの『 ポールウインナーソーセージ 』だと思う。
魚肉ソーセージのように見えるが、そうではない。
発売は1934年(昭和9年)、伊藤ハムが大発展を遂げるきっかけとなった商品で、発売当時は「セロハンウインナー」とい呼ばれていて、戦後、『ポールウインナーソーセージ』と正式名称がつけられたのだという。
ポールは、英語の「pole(棒)」に由来する。
近所のスーパーでは取り扱っていないが、博多駅ナカの「博多ステーションフード」では売られている。
10本入り517円(税込み)、高い安いは買い手次第。
スーパーのドッグパン、千切りキャベツ、マスタード、ケチャップで、スケート場の売店風にこしらえた。
家でホットドッグを作るなら、『 ポールウインナーソーセージ 』がいい。
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