私が長く使っている真空管アンプは、中国オーディオメーカー「Cayin」の『 AUDIO SPACE AS-3i 』 だ。
7本の真空管を使用する。
その真空管構成は、
( プリ管 ) 音源の信号を増幅し、音のバランスや音量を調整する.
・12AX7(1本)
・12AU7(2本)
( パワー管 )プリ管で増幅された信号を、スピーカーを駆動させるだけの大きな
出力に増幅する.
・EL34、KT88、KT66、6550など (4本)
真空管には、電球と同様に寿命がある。
一般的な寿命は、
・ プリ管 ( 12AX7、12AU7など ): 10,000時間程度
・ パワー管( EL34、KT88など ) : 5,000時間程度
アンプとの相性、管球の組み合わせなどにより、真空管を変えると音色は大きく変化する。で好みの球に出会うと、予備の球を買っておきたくなる。
そんな真空管が、数年前から買えなくなったり、べらぼうに高騰してしまったり。
2022年3月、ロシアのウクライナ侵攻に対して行われた経済制裁に対抗して、ロシアは輸出禁止令を発出した。
ロシアに真空管の製造工場を持つエレクトロハーモニクスによると、禁止された約200品目中に真空管も含まれていたと。
期間は2022年末までとされていたが現在もなお続いており、ロシア製の真空管は入手困難な状況だ。
エレクトロハーモニクスが製造している真空管ブランドは以下の7つ。
・ Electro-Harmonix
・ Electro-Harmonix Gold
・ Sovtek
・ Tung-Sol
・ Mullard
・ Svetlana
・ Genalex Gold Lion
7つのブランドのうち、5つのブランド(上茶色)の管球を聴いているが、ストック品でも、高くてもう買えないだろう。
エレハモ以外に大規模な真空管の製造設備を所有しているのは、スロバキアの『 JJ Electronic 』 と中国の『 曙光電子(Shuguang)』の2つ。
しかし、両国の管球も、ロシアの輸出禁止と近年の ” 円安 ” の影響で高騰してしまった。
かつて、私が管球を購入して頃の米ドル/円の為替レートは、100~110円か、もっと円高の時期だった。
種類にもよるが、
プリ管は、1本数百円から1,000円、高くても2,000円以下。
パワー管の4本(マッチドクワッド)は、1万~2万円程度だった。
それが今じゃ、プリ管は、1本で3,000~6,000円。
パワー管の4本(マッチドクワッド)は、4万円~6万ほど。
1台のアンプに、5~6万円の真空管が必要になってしまった。何とも …
とは言え、近頃の物価高の状況から見れば、真空管なんぞ、所詮贅沢品。
気楽にオマンマが食べられるようになるのが先だ。
それにしても、真空管にしろ「米」にしろ、何かあると直ぐに買い占めて、金儲けしようっていう人間がいるもんです。
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