普段はYAMAHAのスピーカー「NS-1000M」をメインにしている。
30cmウーハーの重低音、ベリリウムツイーターの伸びやかで煌めく中高音。
申し分のないスピーカーだが、たまにリスニング疲労っぽくなることがある。
例えれば、毎食、極上のサーロインステーキを食べているような感じだろうか …
時には、軽めの会席風のものが食べたい。
でたまに、同じYAMAHAの『 NS-10M Pro 』に変える。
YAMAHA『 NS-10M 』、通称「 テンモニ 」は、一世を風靡したスタジオモニターだ。
ただ、1978年の発売当初から中高音域の尖りが言われ、その対応策としてティッシュペーパーでツイーターを覆って遮蔽したといった話もあった。
こうした点を改良し、1987年にリリースされたのが、「NS-10M Pro」「 NS-10M Studio」「 NS-10MC」の3機種だ。
この三つの違いは、横置き・縦置き、ツイーターの形状、外見等であるが、音響的特性はよく似ている。
スタジオモニターの名品で、発売から30数年を経た現在でも、テレビ局などで使われているのを見かける。
私のものは、縦置き用に開発された『 NS-10M Pro 』。
世界で30万台の売り上げを記録した名器だ。
明るく伸びやかな中高音。
狭いリビングで聴くなら、「1000M」より「10M」かな … と思ったりする。
スピーカーを変えるなら、真空管アンプの球(チューブ)も変えてみるか …
で、またまた『 球転がし 』。
「1000M」の30cmウーハーを鳴らすために、パワー管は力強いKT88にしている。
「10M」ならEL34の方が相性がいいチューブもある。
先だって、道具部屋から引っ張り出した真空管の中に、PM社のEL34を見つけた。
PM社は、イギリスの真空管メーカーで、ギターアンプ用の真空管を製造している。
マーシャルアンプで使われている真空管のほとんどをOEM供給しており、マーシャル以外にもフェンダーやメサ・ブギーなど多くのメーカーにも真空管を供給している。
どんな音色か聴きたくて、電気特性の揃った4本のチューブ(マッチドクワッド)を買ったのだったが一二度聴いたっきり。ほぼ新品だ。
KT88と比べると地味な見てくれだが、ライトブルーのロゴがイケてる。
通電するかな … 無事、通電。
中高音域はのびやかでキレがある。
フェンダーのギターは、万華鏡の様に煌めく。
音の解像度も十分で、ヴォーカルがグッと前に出る感じ。
なかなかいいじゃないすか …
それにしても、かつての日本の音響メーカーのスピーカーには、世界に名を轟かせた名器も数多い。
YAMAHA、パイオニア、三菱ダイヤトーン、トリオ、オンキョウ …
モノ造り日本は、もう遙か昔のことか … ちょっと淋しい …
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