72年から79年にかけて活躍したフォーク・デュオ「古井戸」。
そのアルバムの一枚が「オレンジ色のすけっち」です。
青春の日々を彩った歌に思いを馳せ銘々。
中学2年生の時、友人のK・U君とフォークグループを結成。
その名前が「枯山水」。
古井戸 → 枯山水 … ? 子供は単純です。
歌うのは、全て「古井戸」。
完全なコピーバンドでした。
大学に入り、都会のステージに立とうと決心。
そうなると、ちゃんとしたギターを買わないとと言うことに。
その当時使っていたのは、モーリスのギターで5万5千円の代物。
なかなか良い音色を弾き出すギターでしたが、 音を求めたというより
ほかのグループに対する見栄でした。
当時「古井戸」の チャボこと仲井戸 麗市 氏(なかいど れいち:後のRCサクセションのリードギター)が使っていたのが、ギブソンの「ハミングバード」。人気モデルで27万円位だったでしょうか、とても手が出ません。
それで何とか買えそうだったのが、Jー45とJー50。 両モデルとも基本は同じもので、違いは色だけ。私は、ボブ・ディランも使っていた琥珀色のJー45を、相棒はナチュラル・マホガニーのJー50に決定。それでも、17万8千円。
1年生の夏休み、肉体労働のアルバイトに精を出し、必要額の半分ほどを獲得。
残りは、ローンで返済しました。