霧島の山歩きを終えて、山道具のメンテナンス。
拭いたり、洗ったり、干したりしながら、道具の選択はどうだったか、足りないものはなかったかなど、なんやかんや考える。山歩きのPDCAってところ。
EPIのクッカーを洗いながら思った、次回は変えてみるか …
これまで、ほぼ同じサイズのクッカー3つを使ってきた。
◆ EPIgas ATSチタンクッカー TYPE-3M 222g
◆ PRIMUS ライテック トレックケトル&パン 280g
◆ エバニュー チタンクッカー深型 セラミック 165g
長く使ったのはエバニュー、次にPRIMUS。ここ数年は、EPIを使ってきた。
理由は、チタンの強度、軽さ、耐食性、耐熱性。
何よりEPIは、底面に熱が伝わりやすいATS加工が施されていること。
欠点もある。
ポット、上蓋ともに、ハンドルに保護カバーが付いていない。
上蓋でソーセージなどを焼いた際、うっかり素手で触ると熱い思いをする。
さらに上蓋の内側には、焦げ付き防止のコーティングが施されていないため、油は必須で、火加減にも注意しないと焦がしてしまう。
ちなみに、エバニュー チタンクッカーは、ポット、上蓋ともに焦げつきにくいセラミックコーティングが施されてる。
PRIMUS ライテック トレックケトル&パンの上蓋は、フッ素樹脂加工がなされている。
一番焦げつきにくく、ハンドルが熱くならないのはPRIMUS ライテックパンだ。
全体の特徴を整理すると、
『 EPIgas ATSチタンクッカー 』は、軽く熱伝導は良いが、ハンドルが熱くなる。
『 PRIMUS ライテック トレックケトル&パン 』は、最も重いが、底面に滑り止め加工が施されていて安定性が高く、ハンドルも熱くならない。
『 エバニュー チタンクッカー 』は、最も軽く、ハンドルも熱くならないが、ポットに注ぎ口がない。
<「 山とキャンプのクッカー / 少しずつキャンプの準備 vol. 8 」はこちら>
山歩きで『 カップヌードルリフィル 』を食べていた頃に買ったのが、『 PRIMUS アルテックポット 0.6L 』。今はもう売られていない。
蓋付きの0.6Lは、リフィルが案配よく収まった。重量は約142g。
重量を少しでも減らそうと次に買ったのが『 Lixada チタンシングルマグ 650㎖ 』。重量は約112g。
この両者、ハンドルの形状が大きく異なる。
PRIMUSは、その形状から、どうしても肘を張って食べざるを得ない。
その姿は、あまり美しいとは思えない。
Lixadaのハンドルは、段の付けられた形状で、手に合って持ちやすく食べやすい。
しかし、『 カップヌードルリフィル 』は、昨年、生産終了。
リフィル用としての使途は、もう無くなった。
とは言え、コーヒーやお茶などちょっとお湯を沸かすにはいいサイズ。
湯沸かしのポットとして使うなら、PRIMUSのハンドルの方が湯を注ぎやすい。
<「 クッカーとマルタイ 山の棒ラーメン & カップヌードル リフィル ー 山道具の棚卸し連々話 vol. 13 ー 」はこちら>
エバニューのチタンクッカーに『 Lixada チタンシングルマグ 』は収まるが、『 PRIMUS アルテックポット 』は入らない。
そして、『 Lixada チタンシングルマグ 』に、
の2つをスタッキングすると、一応収まるものの上蓋がピタッと閉まらない。
PRIMUS アルテックポット 0.6L は、ビシッと収まる。
結局、
◆ PRIMUS ライテック トレックケトル&パン
◆ PRIMUS アルテックポット 0.6L
◆ snow peak チタンシングルマグ 450ml
◆ snow peak チタンシングルマグ 300ml
この4つのスタッキングが、最も収まりがよくガタつかない。
さらに言えば、『 OPTIMUS ウインドシールド』との相性も申し分なく、色調もよく合っている。
次回の山歩きのクッカーは、少々重くなるけれど、 PRIMUS ライテック トレックケトル&パンのスタッキングでいってみよう。
<「 チタンマグとクッカーのスタッキングお気に入り巾着袋 ― 山道具の棚卸し連々話 vol. 11 ― 」はこちら>
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