背中の『粉溜(ふんりゅう)』が化膿したのは7月の終わり。
中に溜まっていた角質や皮脂を押し出して、治療を始めたのは8月のはじめ。
8月の半ば、傷の写真を見せてくれた。
少々、驚いた。
背中に、直径 1.5 ~ 1.8㎝の穴がぽっかり開いていた。
まるで、火山噴火でできた凹地、『カルデラ』の様だった。
粉溜の内容物を取り除いてできた穴を「ポケット」と言うそうだが、医師によれば、かなり大きなポケットだったらしい。
はじめは、毎日治療に通った。
しばらくして、火曜と金曜の週2日に。
なかなか塞がらない。
丁度、ザックを背負った時に重量がかかる辺り。
傷口が塞がらなければ、山歩きができない …
昨日、治療を終えると、ポケットの大きさは5㎜ほどの大きさになって、もう少しで完治すると医師が言った。
あ~良かった。紅葉の山を歩ける。
ほっと安心。
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