今年の春、ベランダでメダカとドジョウを飼い始めた。
5月14日、石巻貝5匹とミナミヌマエビ10匹が加わった。
ささやかなベランダビオトープの一員。
5月末、ドジョウの飛び出し事故の防止のため、樹脂の鉢から陶器の鉢に引っ越し。
その際、確認できたミナミヌマエビの数は5~6匹だった。
今日、鉢の中を掃除しながら、ふとウイローモス(水苔)を見ると、長さ4~5mmほどのミナミヌマエビの稚エビが7~8匹いる。
へぇ~、繁殖したのか … ?!
小さな生態系の構成員、鉢内の掃除の役割を期待してのことで、繁殖のことは念頭にはなかった。
一般的に、ミナミヌマエビは繁殖しやすいと言われている。
しかしそれは、メダカなど他の魚との混育ではなく、ミナミヌマエビのみでの飼育の場合だと言う人が多い。
ミナミヌマエビは、水草などに卵を産み付けたりしない。
メスは、卵が孵化するまで腹肢に抱え込んで保護(抱卵)する。
卵は、はじめ深緑色をしているが、その後、褐色になり、幼生の姿が透けて見えるようになる。
そして、卵の中で幼生期を過ごし、体長2mmほどの稚エビで孵化し、母エビの腹から飛び出すのだ。
この稚エビは、魚たちにとって格好の餌食だ。
※ ※ ※
メダカなどと混育している場合、稚エビは他の魚に食べられてしまうので、繁殖は難しいと言われている。
ベランダの鉢には、メダカが10匹ほどと、食欲旺盛なヒドジョウが3匹いる。
おまけに、記録的な猛暑日が続く中、水温も30℃を超える日がある。
稚エビたちは、よくまぁ生き延びているもんだ。
鉢に入れていたウイローモス(水苔)の中に、上手く隠れて成長したに違いない。
とは言え、考えてみると、以前の水槽もメダカとの混育だったが、いわゆる ” 爆殖 ” した。
熱帯魚ブリーダーの言うことも、正しいとは限らないか …
写真に収めようと思ったが、小さすぎて撮れず、親エビだけになってしまった。
今日、稚エビが育ちやすいようにガボンバ(水草)を入れた。
うまく成長してくれるといいが …
<「 転入者はミナミヌマエビと石巻貝 / ささやかなベランダビオトープ 」はこちら>
<「 ミナミヌマエビの母子 …? / ささやかなアクアリウム vol. 43 」はこちら>
<「 ー ささやかなアクアリウム & ベランダビオトープ ー 」はこちら>
コメントをお書きください