随分昔のことだが、坂田 明 氏のミジンコに関するTV番組を観た。
自宅の一室に、いくつもの水槽を置いてミジンコを飼育。
そこに大学の研究室並みのVTR付き顕微鏡を据え、水滴の中の一匹のミジンコを詳細かつ丹念に観察する姿。
ご存じのとおり、坂田明氏は、ジャズ・サクソフォーン奏者で、タレント、俳優でもある。
タモリ、赤塚不二夫らの古くからの友人としても知られている。
坂田氏はミジンコ学者ではないが、広島大学水畜産学部水産学科の卒業生であり、2003年には、長年にわたるミジンコの研究・普及活動が認められ、日本プランクトン学会から特別表彰されるなど、れっきとしたミジンコの研究者である。
大いに興味をそそられたが、ミジンコを飼育してみようとまでは思わなかった。
※ ※ ※
その後、室内の水槽でメダカやアベニー・パファーなどを飼いはじめた。
その中で、生き餌を与えることを思いつき、いくつか挑戦した。
ブラインシュリンプ、シーモンキー、ヤマトシジミ … 。
一番はじめに思いついたのは、ミジンコだった。
がしかし、飼ってみようとは思わなかった。
その理由は、” 臭い ” だ。
ミジンコの水槽は臭くなる、そんな記述が散見された。
臭いのはイヤだ。で、やらなかった。
※ ※ ※
先だってから、ビオトープの鉢をに鉢をベランダに置いて、また、メダカなどを飼い始めた。
餌をやりながら、ふと思った。
ベランダでミジンコの飼育に挑戦してみようか …
屋外ならば、臭いを気にしなくてもいいでしょ。
とにかく、一度は挑戦してみよう。
とは言え、ミジンコの飼育は初めてで、近所には、ミジンコがいそうな池もない。
で、ミジンコの乾燥卵と、繁殖用のプラスチックケース『 みじんこ畑 』を購入。
ミジンコの孵化および飼育の適正水温は、20~30℃だという。
水温の状況を見ながら、飼育を開始しよう。
<「 ブラインシュリンプを湧かす ① / ささやかなアクアリウム vol. 46 」はこちら>
<「『 おばけえび飼育観察キット 』/ アベニー・パファーの晩餐 vol. 4 」はこちら>
<「 ー ささやかなアクアリウム & ベランダビオトープ ー 」はこちら>
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