時折、ペットショップでドジョウを見かける。
” ドジョウ ? ”
ドジョウといえば喰い物でしょ。
かつて、職場近くの飲み屋で『 柳川鍋 』を出す店があった。
『 柳川鍋 』は、福岡県柳川市の名物料理の一つでだ。
この地域では、古くからウナギ、ドジョウが食べられていた。
ドジョウはウナギに劣らない滋養があり、加えて値段も手頃であることから庶民に好まれてきたという。
春から初夏がドジョウの旬になる。
暑い夏を元気に過ごすための料理だったともいわれる。
柳川鍋は、臭みを抜いたドジョウを丁寧に下処理し、ごぼうなどとともに煮込んで、卵でとじる料理だ。
子供ころ、小川ですくったドジョウの体色はうなぎと同様に茶褐色で、背部に不明瞭な斑紋をもつ。
そんなドジョウを使った醤油味の卵とじは美味しかった …
そうしたこともあってか、時々、ペットショップで見かけるウーパールーパーのようなピンク色の「ヒメドジョウ」の容姿はちょっと受け入れがたかった。
水槽でメダカなど飼っていた頃、ドジョウを飼おうなんて考えもしなかったが、ビオトープとなると話は別だ。
” ドジョウはビオトープに向いている ” という方がいる。
どうなんですかね … 真偽のほどは不明。
先だってアミュプラザ博多のペットショップを覗くと、ドジョウが売られていた。
ピンク色したドジョウが1,320円、茶褐色の縞ドジョウは1,100円。
一匹でこの値段。無理です、とても買えません。
本日、ホームセンターに寄ったところ、ドジョウ一匹598円。
たぶん『 ヒドジョウ (緋鰌 )』だと思う。
ちなみに、トップの写真は『 アルビノ ドジョウ 』だ。
アルビノとは、人間の場合、目と皮膚と毛髪をはじめとした全身、または目のみが、先天的にメラニン色素をつくれない、もしくは少ししかつくれない体質のことだ。
その違いは、ヒドジョウは眼が黒くて、アルビノドジョウの目の色は赤いということらしいが、結局の所、詳細はよく解らんです。
まぁこの価格だし、ビオトープのメンバーとしてはいいかな …
目の色は赤より黒の方が愛嬌を感じるし、じっくり観察してみると、輝くようなオレンジ色の体色は思いのほか綺麗だ。
で3匹購入。体長は、4~5cmほどだが、成長すると15cmほどになるらしい。
図らずも、結構好きになった。
新居に馴染んでくれるといいが …
<「 ー ささやかなアクアリウム & ベランダビオトープ ー 」はこちら>
コメントをお書きください