ベランダに鉢を置いて、タニシとメダカを飼い始めた。
巷では、一般に “ ビオトープ ” と呼ばれる飼育方だ。
そもそもビオトープとは、生物学における概念であるが、土木工学も含め、生物環境の保全という観点から、行政主体の事業から市民参加の活動まで広く含む概念として用いられている。
近年、その一つとして、小さな水辺や水槽などに水草や抽水植物、小魚(メダカ等)を飼育する環境も「 ビオトープ 」と呼ばれるようになってきた。
それはさておき、室内の水槽でメダカなどは飼ってきたが、ベランダでの飼育となると未経験。
エアレーションは(水中に空気を溶かしこむこと)? ろ過は?
ビオトープでメダカを飼う場合、
① エアレーションも、ろ過も全く必要ないという方
② 両方ともなくてもいいが、使った方がベターという方
③ それに、餌は不要、必要 ?
ビオトープ本来の考え方からすれば、一定の空間の中で、人の手をできるだけ加えずに生物生息空間を作り出して飼育するのが正しいのだろうが …
とは言え、ずっとブクブクさせて、フィルターも使ってきたし、餌も当然あげてた。
そんな人間としては、基本ほったらかしというのは不安で仕方がない。
酸素は? 水質は? やっぱり心配。何かやりたい …
がしかし、ベランダに電源はない、無理だ。
ところが、世間の皆様の中には、ソーラーのエアーポンプを使ってエアレーションしたり、フィルターを使ったりして水質の安定を図っている方がいらっしゃる。
へぇ …ソーラーか … 老生には思いもよらない。
今日日、それが常識 … ?
ソーラーでエアポンプが稼働すれば、使わずにいた『 ジェックス ロカボーイ 』と、ストックのフィルターなども使える。
で、試しにソーラーのエアポンプを買った。
縦12.5cm × 横10.5cm の小さなソーラーパネル。
先ずは、ちゃんと動くのか …
とりあえず、ベランダの手すりに結束バンドで本体を固定。
あとはポンプに接続するだけだが、この手のものには外れも少なくないが …
” おお~ ちゃんとエアーが出ている !!! ”
付属の2股で、エアストーンとロカボーイに2分配してみたが上手くいかない。
ロカボーイに空気を取られ、エアストーンからは気泡がでない。
で、アクアリウムで使っていた5分岐に交換。
こっちは、エアーコックが付いているので圧調整ができる。
※ ※ ※
5分岐に、エアストーンとロカボーイの2つを繋いで鉢に投入。
出ました、出ましたよ !!
エアストーンの気泡も小さくていい感じ。
しばらくすると、メダカたちがエアストーンの周囲を元気に回遊している。
やはりエアレーションと水流が好きなようだ。
ちなみに、今日の日没は19時10分。
陽が傾くとともに発電能力は弱くなっていくが、日没直前の19時過ぎまで気泡が出ていた。
念押しに、暗くなった8時過ぎもう一度確認してみると、今以てソーラーは稼動して泡が出ている。
そういうものなの … ?
近隣のマンションの明かりで発電しているようだ。
” made in china ” 、その技術革新恐るべし !!
何はともあれ、今日は万事うまくいった。
メデタシ、メデタシ。
<「 ー ささやかなアクアリウム & ベランダビオトープ ー 」はこちら>
コメントをお書きください