高校で、日本史を学んだ記憶がまるでない。覚えているのは地理と世界史のみ。
で、大学受験の選択科目も世界史だった。
なので日本史の知識は中学レベル、就職試験の一般教養(日本史)も適当におさらい。
そんな訳で、その知識の程度は知れたもの。
社会人になってから、古代や中世史のテーマ別の本は読んではきたが、頭の中は、整理されていない乱雑な部屋のようなものだった。
※ ※ ※
ある時、職場の上司と日本史の話になった。
” 近頃じゃ、仁徳天皇陵って言わないんだって ”
” 「 徒然草 」の著者は吉田兼好ではなくて、「 兼好法師 」とか「 卜部兼好 」と言うように変わったらしいよ ”
TVを見ていて語られる「 歌川広重 」。それって誰 … ?
10年ほど前になるだろうか、そんなことが続いた。少しショックだった。
まぁ当然ちゃ当然。50年も前の歴史認識や通説なんて、考古学や文献資料の新たな発見によって、アップデートされるのは当たり前のこと。
で、高校日本史の学参を買って学び直すことにした。
買ったのは、文英堂『 理解しやすい日本史B 』だった。
その後も、歴史教科書の変更は続いた。
” 1192(イイクニ) つくろう 鎌倉幕府 ” という語呂合わせも、近頃は使わない。
鎌倉幕府の成立は1185年が有力となって、” イイハコつくろう … ” って言うとか。
そろそろ、新しい学参買って、もう一度読み直すかな …
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そうは言っても、本屋に行くのは面倒くさい。
よく売れてるらしいGakken『 よくわかる高校日本史探究 』を、ネットで買った。
届いてみると、分厚くて、随分と重い。
文字サイズが大きいので読みやすいのはいいが、本文に使われている紙が固くて厚いので、厚い割にページは100ページほど少ない。
なので、文英堂『 理解しやすい日本史B 』と比べると、情報量はかなり少ない。
加えて、年表や図も少なく読みもののようで、頭の整理には不向きと感じる。
やっぱり、こうしたものは無精せずに、ちゃんと本屋で確かめて買わなければ …
とはいえ、買ってしまったのはしょうがない。とにかく通読しよう。
◆ 文英堂『 理解しやすい日本史B 』
発売日 : 2014/5/19 ページ:464頁 厚さ:約1.6cm 重さ:約500g
◆ Gakken『 よくわかる高校日本史探究 』
発売日:2023/4/13 ページ:368頁 厚さ:約2.5cm 重さ:約715g
<「 ー 西海道 古代史の迷路 ー」はこちら>
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