焼きそばと言えば『 想夫恋 』。家で作るのも 想夫恋風。
趣味であり、信条だ。
が、『 マルちゃん焼そば 』は食べる。
『 マルちゃん焼そば 』が世に出たのは1975年、私が学生の頃だった。
金のない時分、よく食べた。
付き合いの長さで言えば、『 想夫恋 』より『 マルちゃん 』の方が長いか …
※ ※ ※
家で想夫恋風の焼きそばを作る時は、つい力が入ってしまう。
麺、具材、ソース、そして調理具。
おのずと、設えも大げさになる。
その点、『 マルちゃん焼そば 』は気楽だ。そして安い。
今日は、そんな『 マルちゃん焼そば 』。
映画『 深夜食堂 』の第1話に登場するナポリタン風に、ステーキ皿で卵を焼き、その上に盛った。
深夜食堂のようにと書いたものの、このスタイル、一般に『 名古屋式(スタイル) 』と言った方が正しいかもしれない。
名古屋では、ナポリタンにしろ焼きそばにしろ、鉄皿で焼いた玉子(目玉焼きもある)の上に乗せて出されることが多い。
これは中々いい。
巻いたりしないので簡単。
後のトッピングなどでの味変も容易、楽しめる。
とは言え、
(株) 想夫恋の角弘起社長のおっしゃるとおり、先ずは麺が焦げるまでしっかりと焼くこと。炒めそばではない、焼きそばの美味しさの神髄はそこにある。
想夫恋焼の手法を用いれば、パリッと焼けてドライ、味の入った焼きそばになる。
マルちゃん焼そばもまた、負けず美味しい。
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