「 黄山 」は、中国・安徽省黄山市にある山岳景勝地だ。
伝説の仙境(仙人が住む世界)を彷彿とさせる独特の景観から、古代から「 黄山を見ずして、山を見たというなかれ 」と言われてきた。
世界が認める『 絶景 』だ。
近頃の日本じゃ、ちょっとした景勝地でも『 絶景 』。
日本の津々浦々に『 絶景 』 …
『 絶景 』なんて~ものが、そこかしこにあるはずはないが …
『 絶品 』もまたしかり。
” 絶 ” を用いるレベルも、驚くほど低くなった。
まぁそれはともかく、その黄山周辺で栽培されお茶は、葉を覆う小さな白い毛と山の頂上に似た形から、『 黄山の毛峰 』と呼ばれる。
緑茶ではあるが黄緑がかった色をしていて、茶葉の形状が、採取した時のままの形を保っていることを最上として「 雀舌 」と形容される。
高級になるほど、茶葉に白い産毛がある。
良質の黄山毛峰を形容する「 雀舌 」は、別名「 毛尖 」とも呼ばれ、黄山の峰々にちなんで「 毛峰 」と呼び習わしている。
ただ、日本で買える毛峰茶で白い産毛を確認することは、そう多くはないと聞く。
で、今回の茶葉は『 天香茶行』。
「 毛峰 」はともかく、綺麗なお茶だ。
香りはさほど強くなく、ほのかな甘味。
日本の緑茶にも似た味わいだ。
湯温度 : 85度
茶葉の量 : 3g(湯100ml)
抽出時間 : 1煎目 2分
: 2煎目 3分
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