中国茶のブームは、1970年代に始まる。
痩身や美容に効果があると伝聞されたことで普及が始まる。
そして、ブームのきっかけと言われるのがピンクレディ。
1979年、「美容のために烏龍茶を飲んでいる」という主旨の発言。
これによって、” 痩身 ” ” 健康効果 ”といったイメージが一気に広まっていったという。
そして、1981年2月に伊藤園が世界初の缶入りウーロン茶を商品化。
同年12月、サントリーが缶入り烏龍茶を発売。
もう一つ、『 烏龍茶 』ブームの立役者となったのが、スナックやバーなどの飲み屋だ。
もともとウイスキーを飲食店に卸していたサントリーが、酒の割材(わりざい)*として烏龍茶も提供。
*割材とは、酒を割って飲むための炭酸水や果汁などのこと。
烏龍茶は、水色(すいしょく)がウイスキーに似てるため、あまりアルコールを飲めないホステスたちに「雰囲気を損なわず、お酒の代わりとして飲める」との理由でありがたがられた。
加えて、そうしたホステスたちによって客にも「からだによい飲み物」としてクチコミで広がっていったというのだ。
第2次のブームは、2000年ころから。
烏龍茶やジャスミン茶などの限られた銘柄から、1000種類を超えるといわれる中国茶の多様性に目が向けられ、様々な香りや味が楽しまれるようになった。
この点で、” 健康効果 ” を主眼とした第1次ブームと異なる。
NHKの教育テレビで、中国茶の番組が放送され、本屋には、中国・台湾のお茶の銘柄や飲み方などを紹介する書籍が並ぶようになった。
私が中国茶を飲むようになったのは、この第2次のブームの頃からだ。
さて、久々に中国茶を再開した。
もう一度、中国茶のことを復習してみよう。
書籍を探してみたが、面白そうなものがない。
電子書籍は、読みにくい。
本棚を探してみると、残っていたのがこの4冊。
どれも2000~2003年の本ばかり。
中国茶のショップや茶藝店など情報はもう役に立たないが、基本的な事柄のおさらいならば、十分用は足りる。
もう一度、ゆっくり復習してみよう。
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