道具部屋からカリタのコーヒードリッパー『 ロト102 』を取り出し、『 ブルーボトルコーヒー ドリッパー 』と並べ、違いを見てみた。
『 ロト102 』は、50年ほど前、ハンドドリップコーヒーを始めた時、『 ロト101 』とともに初めて買ったドリッパーモデルだ。
モデル | 材質 | 幅 | 直 径 | 高さ | 重量g |
ブルーボトルコーヒー | 磁 器 | 135 | 113 | 79 | 290 |
カリタ ロト 102 | 陶 器 | 128 |
112 |
100 | 430 |
※ サイズ単位はmm。
先ず感じるのは、磁器と陶器の材質による風合いの違いだ。
磁器のブルーボトルコーヒーは、素地が緻密でツルツルした感触で透明感がある。
本体は薄く、持ち手も細い。中のリブもくっきりとしていて、端正でアーバン。
一方、陶器のカリタは、ぼってりとしていて温かみがある。
持ち手は太く、リブもまた太い。
例えるなら、薄口の平さかずきと肉厚のぐい呑みといったところかな …
コーヒーの味にしろ、風合いにしろ、好みはその人次第。
ところで、真っ白なブルーボトルコーヒーのドリッパーを観ていてふと思い出した。
『 白い一日 』という歌がある。作詞は小椋佳、作曲は井上陽水だ。
♪ 真っ白な陶磁器を 眺めては飽きもせず … ♪
陶磁器とは、土や石をこねて焼いたものの総称だ。
眼前にある一つのもの(人?)の詞ならば、総称であってならない。
陶器なら陶器、磁器なら磁器だ。
小椋佳氏が、東大卒業のインテリであったとしても、間違えることはある …
井上陽水の熱烈なファンであった上司にそう話すと、とても不快な顔をされた覚えがある。
まぁ、詞の解釈はさまざまだが …
それはさておき、
このブルーボトルコーヒーのドリッパーはとても流麗、造形美を感じる。
福岡への出店が待ち遠しい。
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