知り合いから、中国、遼寧省産のお米をもらった。
中国の東北地方産、人気のお米らしい。ほぉ~ 珍しい …
古代、日本への稲の伝来と伝播と言えば、インド・アッサムや、中国・雲南の山岳地帯で始まった稲作が、長江(揚子江)に沿って東へ進み、やがて朝鮮半島を経て西日本に上陸したというのが通説だ。
そんなことから、中国の米といえば、長江下流のデルタ地帯、華東地域(江蘇省、浙江省、安徽省)を思い浮かべていたが …
話によれば、
中国ではこの30年間にわたり、ジャポニカ米生産が増加を続け、食糧栽培面積、生産量ともに全体の約3割に達し、中国の食糧安全保障における位置付けが一段と重要になっているという。
ジャポニカ米の生産は、東北三省(黒龍江省、吉林省、遼寧省)、長江下流の華東地域、長江上流の雲南省の7省に集中し、特に黒龍江省と江蘇省の2省が約6割のシェアを占めているそうだ。
ジャポニカ米の生産拡大の背景には、ジャポニカ米の高い収益性、品種・技術の改良・改善、産業化の進行、耕地流動化に伴う大規模生産の進展。
加えて、日本の農協に類した農民専門合作社による産地と消費・販売地の連携などの生産側の推進。
さらには、中央政府と地方政府によるジャポニカ米生産に対する強力な指導と支援の役割が大きいという。
※ ※ ※
まぁそんな堅い話はともかく、お米ならば先ずは食べてみなければ。
『 北陸アルミニウム DX 文化鍋 』を使って1.5合炊く。
・ 洗米では、水の白濁が少ない。しっかり精米されている。
・ 文化鍋に米を移し、30分吸水。
・ 国産米と同様に、15分ほど炊飯。
・ 火を止め、15分蒸らし。
・ カニ穴のできたご飯をしゃもじでシャリ切り。
さてさて、この米の評価だが、これはなかなか難しい。
香り、色・艶、粘り・弾力、口溶け …
先だって買ったファディの『 精米したて 』と比べてしまう。
それに、初めての米なので水加減のこともある。
安価な外食チェーンなどで出されるご飯よりは美味しい。
今はどうか知らないが、かつて食べたカリフォルニア米より水準は高いと思う。
けど、ジャポニカ米なのに、ほのかにジャスミン米の香りがするのは何故だろう … ?
とにかく、次回は水を20㎖増やしてみよう。
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