18才、初めて買ったコーヒーポットがKalitaのホーローポットだった。
ハンドドリップコーヒーが売りの喫茶店に入ると、マスターがネルドリップにこのポットでお湯を注いでコーヒーを淹れてくれた。
その様子に憧れて買ったのだった。
注ぎ口の形状から『 ペリカン 』と名付けられたモデルだ。
6畳ひと間の下宿に友人が来ると、自慢げにカリタの陶器ドリッパー101にこのポットでお湯を注ぎ、コーヒーをふるまった。
よくできたポットだが、唯一のウィークポイントは、持ち手が熱くなることだった。
喫茶店のマスターは、 持ち手に布を巻いて使っていたと思う。
その後これまで、5個のコーヒーポットを買った。
形や材質、生産国に違いはあるが、共通しているのは、持ち手がむき出しではないこと。
先だって、ふと思いついて、このポットを買った。
” 病気じゃないの … ”
いやいや、理由はあるのです。
一番お気に入りのポットは、kalitaの銅製0.7ℓ。
私にとっちゃ高級品、普段使いじゃなくて、off time、『 ハレ 』の日用の道具として大事に使っている。
普段使いは、カフェタイム1.0ℓ。
ガス台に置きっぱなしで使っているので、少し痛んできた。
それに、1杯のコーヒーを淹れる時にはチョット大きい。
気楽に使える小ぶりのポットがあれば …
ってことで、『 ハリオ V60ドリップケトル ヴォーノ 500ml 』を買ったのです。
このポット、15年以上前に発売されたモデル。
近頃じゃ、海外ブランドで今時のデザインのものが多く出回っているが、イマイチ信頼できない。
外国製でも、長年、一定の評価を得ている国内メーカーのハリオの方が信じられる。
幅 ㎜ | 底径 ㎜ | 高さ ㎜ | 重量g | 適正容量 | |
カフェタイム 1.0L | 302 | 140 | 156 | 400 |
0.6L |
カリタ コーヒーポット 銅 0.7L |
200 |
95 | 160 | 605 | 0.5L |
ハリオ ヴォーノ 500ml | 255 | 128 | 140 | 400 | ー |
表のとおり、幅が一番大きいのはカフェタイム。
スリムなのは、カリタの0.7L。
ヴォーノは、ちょうど中間の大きさって感じ。
ハンドル上部まで保護加工が施されていて、親指でしっかりグリップできる。
90度傾けても蓋は落ちない。2段目のラインまでで概ね500㎖。
こうした道具で最も大切なのは使いやすさ。その次にデザイン。
ロングセラーとなっているには訳がある。
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