成人するまで、食べていたのは原木しいたけだ。
年末、餅つきの手伝いに行くと、敷地内のホダ木に生えた生のしいたけをもぎとり、赤々と薪が燃やされた一斗缶で、網焼きして食べさせてくれた。
うまかったなぁ … あの味、醤油の香り …
今時、スーパーなどで売られている椎茸は、ほとんどが菌床栽培の椎茸(一般に「菌床しいたけ」と言う)だ。
菌床しいたけは、おがくずに米ぬか、ふすまなど栄養剤を混ぜ固めたブロック(菌床)にしいたけ菌を植え付け、温度、湿度管理された施設内で栽培される。
一方、クヌギ、コナラ等の原木を1mほどに切り出し、しいたけ菌を植え付け、原木の養分を分解しながら自然の中で無農薬栽培されるのが原木しいたけだ。
原木しいたけは、菌床しいたけと比べると、香りが高く、味は深く、食感もいい。
菌床しいたけはビニールハウスや工場内で作られるので年中食べられるが、自然栽培の原木しいたけは、春は3~5月、秋は9月~11月が旬。
そしたこともあって、生の原木しいたけは、菌床しいたけと比べるとかなり高い。
木の花ガルテンでは、その原木しいたけがとっても安く売られている。
今宵は、定番の焼きしいたけ & 醤油・バター? それとも、鍋物かな …
ついでに買った椎茸パウダーは、ぬか床に入れてみよう。
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