先だって、「ねとらぼ調査隊」の人気投票ランキング「 大分県のラーメンの名店 」ランキングで、日田市の『 中華さと 』が1位に輝いた。
醤油ベースの中華スープに、セロリ、青梗菜、トマト入り、たっぷりの野菜に黒豚チャーシュー、玉子が乗る「プノンペンラーメン」が看板だ。
これまで、大分県のラーメン・ランキングで上位に名を連ねるのは、大分市や別府市のラーメン店がほとんどで、日田のラーメン店は、焼きそばで取り上げられることはあってもラーメンではさっぱりだった。
無理もないことである。
その辺のことについて、10年ほど前、<「ラーメン・焼きそばで 日田を元気にする研究会」と久留米ラーメン >で書いたことがある。
想夫恋の創業者 角 安親(すみ やすちか) 氏が考案した『 焼きそば(想夫恋焼) 』は、驚異的な人気を博し、大繁盛する。
それを目の当たりにした日田のラーメン店の多くが、「 想夫恋焼 」の盗作・模倣に血眼になり、我も我もと「想夫恋焼」のパチモンをメインメニューにして想夫恋の人気にあやかろうとした。
その流れが、現在の「日田やきそば研究会」へとつながる。
そんな日田のラーメン店の中で『 中華さと 』は、そうしたことに同ぜず、ラーメン店としての矜持を持ち続け、独自の創意と地道な研鑽によってファンを広げてきた。
その姿勢が、支持を得ているのだろう。
盗作・模倣・脱税者の作るのラーメンと、きまじめな料理店のラーメン、ランキングの結果は当然だ。
< 日田やきそば研究会の店 >
・三隈飯店 ・三久 ・求福軒 ・大学軒 ・来々軒 ・天龍 ・泰勝軒
<「「 日田やきそば」申告漏れ 人気の2店、計5000万円超 」はこちら>
<日田の焼きそばと想夫恋 ー「想夫恋の焼きそば」は、「日田やきそば」にあらず。>
<日田やきそばの真実vol.1 ー
何故、「焼きそば」ではないのか >
<日田やきそばの真実vol.2 ー「B-1グランプリin北九州」イミテーションの粗製濫造 >
<日田やきそばの真実vol.3 ー 想夫恋との価格差200円の内実 >
<日田やきそばの真実Vol.4 ー「日田やきそば研究会」と久留米ラーメン >
<日田やきそばの真実vol.5 ー『両面焼きそばアペタイト』と『三隈飯店』 >
<日田やきそばの真実vol.6 ー 赤猫「日田焼そば 萬天楼」>
<日田やきそばの真実vol.7 ー 大たわけの日田市観光協会 ー >
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