左手で敬礼 …

 

昨日、タレントの出川哲朗氏が横浜市の1日消防署長に就任し、商店街で交通

安全や防災を呼びかけた。 

 

こういうのって大事なんですね。

けど左手の敬礼は、ちょっと残念だ …

 

まぁ、そういった世界の人ではないので無理もないけど …

 

それにしても、横浜市消防局はきちんと教示しなかったのかな …

 

恥をかかせちゃいけませんよ …

 

 

敬礼は、近代的軍隊の発祥地であるヨーロッパにおいて、鎧を装着した騎士が王族や貴族に拝謁する際、鉄兜の目の保護具である鎧戸を持ち上げるその仕草が端緒とされる。

 

そして、利き手にかかわらず敬礼をするときに右手を使うのは、銃など武器の操縦につかう右手が相手に見えるように高くあげることで武器を持っていないこと、敵意がないことを示すものと言われている。

 

なので例外はあるにせよ右手が基本、左手は御法度なのです。

そして、おまわりさんの加トちゃんみたいな「へ」の字もいけませんよ。

 

 

そう言えば、随分昔の映画『 刑事物語 4  くろしおの詩 』のラスト付近で、武田鉄矢演じる片山刑事が、桂浜の坂本龍馬像に立ち寄って語りかけ、敬礼するシーンがある。

 

その敬礼の手は、左手だった。

いっぺんに興醒めしてしまった。

 

警察官である刑事。

警察学校をはじめとする各種の訓練で、敬礼もからだに染みこんでいる。

左手で敬礼などするはずがない。

 

シリーズ化された映画だ。

監督?  脚本家? 思惟が雑で細部の表現が甘い。お粗末だ …と。

 

 

日本では、消防、警察、自衛隊など各機関で所作に違いはあるものの、礼式に則り、教練された姿は美しい。

 

 

 

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