ー 冬の九重を歩く <令和3年12月4日~5日> ー

 

久々に、盟友のT氏と九重へ。九重の峰々は雪景色。

凍結した道路に緊張しながらハンドルを握り、牧ノ戸峠に到着。

 

天候は曇り。気温はマイナス8℃。

軽アイゼンを付け、先ずは久住避難小屋を目指した。

 

 

避難小屋に到着する頃には、青空が見え始めた。

 

カップヌードルと陸自缶詰パンで腹ごしらえ。

それから、コーヒーを飲んで小休止。

 

うん ?  いかんな  …  ちょっと便意 …

小屋のトイレに行くと、とんでもない状態で、とてもとても用は足せない。

 

” 久住山のピークまで行くのは無理かも … ” 

しょうがない、ここは危険予知。あきらめて下山。

 

帰路、牧ノ戸峠レストハウスまで4㎞ほどでお腹の痛み、我慢我慢。

そして、2㎞辺りでまた痛み。

 

雉撃ちか … 冗談じゃない。この雪の中。

大きく深呼吸、スーハースーハー。おお、何とか収まった。

 

しかし、レストハウスまで残り200メートルほどのところで3度目の痛み。

 

今度ばかりビッグウェ~~ブ !!! もう目と鼻の先なのに … 

奥歯を噛みしめひたすら我慢、冷や汗ダラダラ。

見かねたT氏がザックを持ってくれ、急げと。

 

慎重に慎重に、何があっても決して気(?)を緩めないよう。

かつ、できるだけ早足で … 

 

死ぬ思いでレストハウスに到着。

あわやのところで、何とか事なきを得た。

 

個室で天井を見上げ、” 嗚呼… 天は我を見捨てざる !! ”

併せて、T氏に衷心より感謝であります。

 

それにしても、山でこんな思いをするのは初めてこと。

 

そして、今回、ファーストエイドキットを持参しなかった自らの軽率さを改めて恥じた。

 

 

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ー 宿は湯坪温泉「民宿 なか」ー

 

冷えたお腹と体を温泉で温めた。

部屋の窓から望む山なみが美しい。

 

とても民宿とは思えない料理。

 

昼間の出来事などどこへやら。

やっぱり湯上がりのビールと熱燗は最高だ。

 

一泊2食付き7,650円(消費税、入湯税込み、年中同額)。

信じられない。