菅首相が23日~26日の日程で訪米する。
24日に米ワシントンのホワイトハウスで開かれる日米とオーストラリア、インドの4カ国の首脳による初の対面形式の会談に出席する。
バイデン米大統領ら各国首脳との個別会談も調整を進めているとのこと。
何すかね4日間も、総理不在か …
この時期、バイデンに呼びつけられて、今さら …
政府専用機で卒業旅行か …
トップの写真は『アメリカに潰された政治家たち』。
右は2012年の初版単行本。左は2021年の文庫本。
まえがきは違っているが、内容は同じもの。
行方不明だと思って買ってしまった。度々、こんなことをする。
こうしたタイトルのものは、陰謀論的トンデモ本と思う方も少なくはないが、著者の孫崎享氏は、れっきとした元外務省キャリア官僚だ。
ところで、9月に入ってから自民党総裁選のお祭り騒ぎ。
メディアが、あえて取り上げないことがある。
アメリカは、どう考えているのか ? …
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ー 日本は1945年9月2日「日本国政府の命に依り」重光葵が、「大本営の命に依り」梅津美治郎が降伏します。
ここにはすごい文言が入っています。
「聯合国代表者が要求するべきことあるべき一切の命令を発し、一切の措置を執る」
日本には天皇も総理大臣もいますが、彼らは連合国代表の全ての命令を実行することを約束しているのです。
そして、日本では「公職追放」と「財閥解体」が行われました。
この時期は食糧不足で餓死する人も出るくらいです。米国に隷属すれば職がもらえる。隷属しなければ職がなく、食べ物すら自由に手に入らない。そして多くの人がその隷属する道を選択しました。
政治家も、官僚も、学者も、報道陣も、裁判官もです。
そして独立した後も、大きい変動はなく、隷属する体質はそのまま継続します。
しかし、当然隷属を潔しとしない人々が出てきます。その時、米国はこれらの人々を「好ましくない人物」と位置づけます。
そうすると、隷属してきた政治家、官僚、学者、報道陣、裁判官等が自分たちの基盤を脅かす人物として、彼らの排除に動くのです。
つまり、日本社会はどの国にも増して、「隷属を潔しとしない人々」を潰すシステムができているのです。 (『アメリカに潰された政治家たち』まえがき)
※ ※ ※
総裁選の三文芝居など、見るに耐えない。
あの4人の中に、米国と対峙できるような人間がいるとは思えない …
まぁ米国にとっちゃ、属国日本の総理大臣というのは、アーパーな小泉や麻生、そして安倍のような隷属者で、隷属せざるものを排除するようなリーダーがいいんだろう。
日本人は、いつまでアメリカのポチであり続けるのだろうか …
民意が変われば政治が変わると言うが …
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