” ビーシュリンプに適したpHは弱酸性の6.0~6.5くらいです。”
” 水道水の基準pH値は5.8以上、8.6以下となっていて、pH7(pH:6.0~8.0)前後が適しています。”
” バクテリアの活性を考えるとpH6以上、万一アンモニアが出た際の毒性を考えるとpH7以下の間が良いと思います。”
” pH:5.0 ~ 6.8 ”
エビの飼育に関連して、pHについてのシュリンプ専門店やブリーダーの記述だ。
この他にも、『中性』、『 弱酸性 』とだけ書かれたものもある。
■温泉法の液性による分類では、湧出時のpH値により次のとおり分類される。
・酸 性 : pH < 3.0
・弱酸性 : 3.0 ≦ pH < 6.0
・中 性 : 6.0 ≦ pH < 7.5
・弱アルカリ性 : 7.5 ≦ pH < 8.5
・アルカリ性 : 8.5 < pH
■雑貨工業品品質表示規程における漂白剤・洗剤などの液性分類
・酸 性 : pH < 3.0
・弱酸性 : 3.0 ≦ pH < 6.0
・中 性 : 6.0 ≦ pH ≦ 8.0
・弱アルカリ性 : 8.0 < pH ≦ 11.0
・アルカリ性 : 11.0 < pH
■ちなみに水道水については、水道法の規定に基づき、水質基準項目と基準値(51項目)
に適合することが必要とされ、pH値は、5.8以上8.6以下となっている。
そしてこの「 pH値5.8以上8.6以下」について、「概ね中性」と記述しているものもある。
中性にしろ、弱酸性にしろ誤解を招きやすい。
そして、アクアリウムに関するブログには、「雑貨工業品品質表示規程における漂白剤・洗剤などの液性分類」の数値を掲載しているものも散見される。
他人様のブログを孫引きする人間が多いとそうなる。
ネット上のpHと中性・弱酸性の記述は眉唾が多いので気をつけないと。
それはそれとして、phを厳密に測定したりしない。色々やるのは面倒だ。
アズワンのpH試験紙で数日おきに確認するだけ。
概ね「7~8」くらいで、エビ達も元気そうだ。
とはいえ、繁殖を期待するならもう少しpHを下げたいところ。
pH調整の薬剤が売られてはいるが、何かためらわれる。できれば、自然のものがいい。
で、『 ヤシャブシの実 』を買った。
ヤシャブシの実には有機酸のタンニンが多く含まれ、pH・GHの数値を緩やかに降下させる作用があるそうだ。
また、タンニンの殺菌作用で、エロモナス菌などの悪玉菌の増殖を抑えて水質環境を安定さるとのこと。
それにしても、田舎に帰れば、あちこちで拾えるものなのに …
『 シュリンプ通販専門店 BeeQuest(ビークエスト)』から届いたヤシャブシの実には、エビのエサ「エビグリーチャム」のサンプルが同梱されていた。
包装もきっちりしていて、好感が持てる。
” エビグリーチャム ” … ねぇ …
<「ささやかなアクアリウム」はこちら>
下の写真は、ヤシャブシの実を水槽に入れたところ。
写っているエビは、ミナミヌマエビ。
買ったときは、薄い杏色(あんずいろ)だったのだが、3匹の体色が緑色に変化した。
水槽に入れているアナカリスの色に合わせて擬態したものと考えられる。
こんなに変わるものなのか …
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