東大阪市に本社を置くペット用品の製造・販売をおこなう企業、ジェックス株式会社。
創業者は、現会長の五味健氏だ。
観賞魚用品の輸入販売を目的に、1977年、五味商事株式会社として創業。
翌年には観賞魚用エアーポンプを輸入販売を開始する。
五味氏は、その後、水槽やエサ、水質調整剤など観賞魚用品の開発にも着手し、日本国内における熱帯魚飼育人口の増加を牽引する。
そして、1980年代後半から1990年代にかけて、熱帯魚のブームが巻き起こる。
1996年、五味商事株式会社からジェックス株式会社に変更。
そんなブームに誘われ、大きな水槽で淡水の熱帯魚を飼い始めた。
暗いリビングの中で、水槽ライトに照らされ、ひらひらと泳ぐグッピーやキラキラ輝くネオンテトラを眺めながらグラスを傾ける。安息とリラクゼーションの一時。
しかし、手入れは面倒だった。
熱帯魚の飼育では、1〜2週間おきの水槽の水換え作業が不可欠だ。
今はどうか分からないけど、当時の水替えは手間がかかった。
水替えのたびに、ポンプやバケツを用意し、水槽のライトや蓋を外して、水槽の1/3〜1/4くらいの水を新しい水に換える。
手動ポンプ、ホース、バケツを使って水槽から水を抜く。
それから、別のバケツに水道水を入れ、塩素を中和するカルキ抜きを入れる。
その後、水槽の水と水温を合わせて水槽に足す。
たまに、水をリビングにこぼしてしまったりもする。
水換えも楽しいという方もおられるが、好きになれなかった。
上の写真の本『 ボトルアクアリウム 』の著者は千田 義洋氏。
千田氏は、「TVチャンピオン」の『水中ディスプレイ王選手権』で2連覇、日本最大級の熱帯魚、観賞魚イベントのプロレイアウトコンテストで5連覇殿堂入りを果たすなど、アクアリウムのスペシャリストとして活躍している。
あまたあるアクアリウム本の中で、
・ ボトルのイメージとレイアウト
・ 必要な道具と作り方の手順
・ 水草のカタログ
・ 水中生物のカタログ
・ 水替え・餌やり・掃除 …etc.
どれもが、とても解りやすくて写真が綺麗。
水草を中心に、アクアリウムを気軽に楽しみたい初心者にピッタリの良書だ。
無精さが加速する老人でも、なんとかやれそうな気にさせてくれる本だ。
昨日、水槽に水草の種を蒔いた。
水草が無事成長し、水が出来たら、エビとか飼ってみたいな …
先ずは、ミナミヌマエビかな … レッドビーシュリンプもいいな …
<「ささやかなアクアリウム」はこちら>
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