近頃、昆虫食がブームだとか。
かつて、イオンモールの珍味コーナーで、イナゴや蜂の子の缶詰が売られていた。
手に取ってはみる。
買う人はいるんだろうか … ?
やがて、あまり売れなかったのか見かけなくなった。
ところが、昨年、無印良品が「コオロギせんべい」を商品化したり、コオロギ100匹を使用した「コオロギラーメン」などを提供する昆虫食専門レストランがオープンするなど、色々な昆虫食がメディアで取り上げられるようになった。
福岡でも昨年5月、大名に昆虫食ショップ「bugoom(バグーム)大名店」がオープンした。
世界の各地で、色々な昆虫が食べられている。
日本でも、群馬県、長野県、岐阜県、宮崎県などの一部地域で、食文化として残っていて、また、土産物としても売られているが、自分の回りに、昆虫食の習慣はないと思っていた。
若い頃、職場で昆虫食の話題になった。
一人の先輩が言った。
” 何、虫 ? 俺、喰うよ ” と。
聞けば、先輩の家は兼業農家で、田植え前に田んぼの防水作業「畦(あぜ)塗り」を行う。
畦を整える作業の中で、コガネムシの幼虫などが出てくる。
すると、泥を落として、そのまま口に放り込むと言う。
” コガネムシの幼虫って生きてるんでしょ。そのまんま食べるんですか ? ”
” ああ、美味いよ !! ”
” ウェッッ ~~ ”
その後、長野県出張の土産にと「ざざむしの佃煮」をもらったことがあった。
生ではない、佃煮だ。そして、かなりの高級珍味。
が、どうしても食べることができなかった。
ザリガニは食べていた。カエルも食べた。
たぶん、蛇も食べられると思う。
しかし、昆虫ばかりは無理だ。どうしても無理だ。
ところで、突然のこの昆虫食ブーム、仕掛けてるのはだれなのだろう …
何にしろ、飽きっぽい日本人のこと、三年続かないと思うね。
<「 - 昆虫は食べられますか?「ゲテ食」大全 - 」はこちら>
<「bugoom」はこちら>
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