20年ほど前のこと。
ある夜、上司たちに連れられ、中州のスナックはいった。
カウンターに立つ女の子は、そこに立ってていいのかと思える若い娘だった。
やがて、上司の一人が、カラオケでモーニング娘の「 LOVEマシーン 」をその若い娘と一緒に歌い始めた。
若い娘におもねるかのように、五十をとうに過ぎたオジサンたちは歌った。
” 日本の未来は ( wow, wow, wow, wow ) "
" 世界がうらやむ ( yeah, yeah, yeah, yeah ) "
見たくもない、聞きたくもない。
それまで仕えたボスたちは、粋で親分肌、憧れの指揮官だった。
それに比べりゃ、威厳もなければ品もない。そして徳もない。
何でこんな時代になった …
日本の未来は、とんでもないことになる…
思ったとおりになった。
桑田佳祐 氏の『 ROCK AND ROLL HERO 』が浮かんでくる。
満身創痍でUp Upしそうなくらい I nearly die.
"人災列島"に夜明けは来ない Never never...again
いっさいがっさい Shock Shock 世相は暗い アホみたい
政府首脳よニッポンは妙じゃない?
ところで、あの時の上司たちはどうしているだろう …
きっと、冥府の渡し守カロンから櫂で追われて舟に乗せられ、アケローン川を渡ったのだろう。
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