九重町飯田高原でのキャンプの帰り、1年ぶりに上大利店を訪問した。
思えば、コロナに翻弄され続けた1年だったな …
そんなことはともかく、本日の出来は見事としか言いようがない。
しっかりとした焼き、焦がし。
何より、まろやかなうま味が全体に行き渡っている。
下の写真を見ていただけば、出来のよさが想像いただけると思う。
かつて、(株)想夫恋の角 弘起社長が一子相伝の特製ソース(タレ)について、語られたことがあった。
” 新鮮なトマトをたっぷりと使って熟成させる ”
トマトと言えば、リコピン。
リコピンは加熱すると、うま味成分であるグアニル酸に変化する。
想夫恋各店は、想夫恋本部から送られてくる特性ソースをはじめ、全て同じ食材を使って調理する。特製ソースは、一皿分50㎖のはずだ。けれども、店によって味に違いがある。
様々な理由があると考えられるが、トマトをベースとする特製ソースが、鉄板にあたる際の温度や時間の違いによって、うま味成分のグアニル酸生成の有無が生じているのではないかと思っている。
鉄板の温度と麺の焼き時間、特製ソース投入のタイミングの中に、うま味成分が生成される「黄金の時」があるように思えてならない。
このタイミングが合った想夫恋焼は、香ばしく芳醇なうま味に満ちたものとなる。
いやいや、それにしても美味しかった … ごちそうさまでした。
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