やがて消えゆくのか… EPI (イーピーアイ) MBランタンオート ~ 山道具の棚卸し 連々話 vol. 91 ~

< 左MBランタンオート 右プリムス2245 >   
< 左MBランタンオート 右プリムス2245 >   

 

今度のキャンプでは、軽量化とダウンサイジングのため、コールマンのガソリンランタンを使わない。OD缶を使うノーススター2500も大きいので持って行かない。

 

オートキャンプで、ガソリンランタンを使わないのは久しぶり。一抹の寂しさがある。

 

 

「 コールマン ガソリンランタンの作動確認 ~ 山道具の棚卸し 連々話 vol. 69 ~ 」はこちら>

 

「 プリムス P-541とP-533 / テント泊登山のランタン  ー  山道具の棚卸し 連々話 vol. 32   ーはこちら>

 

  

 

使う照明器具は、全てOD缶使用のランタン。

登山のテント泊なら一つだけだが、オートキャンプなら数台必要だ。

 

 ・ EPI MBランタンオート       (265g  200W)

 ・ プリムス 2245 EasyLight Lantern   (185g  100W)

 ・ プリムス P-541                   (124g  90W)

 

 ・ コールマン ルミエール ランタン     (210g)

 ・ snow peak ノクターン              (102g)

 

  

 

メインは、200WのMBランタンオートで、プリムスの2245とP-541はサイド。

 

ルミエールとノクターンは照明器具というより、「1/f ゆらぎ」による癒やしのアイテムで、どちらか一つ。  

 

このMBランタンオートは、不遇なランタンだ。

長らく道具部屋の奥に置かれ、存在すら忘れていた。

 

なぜそうなったかと言えば、山登りのランタンはずっとPrimusの2245だった。

やがて主役は、より明るくて軽いメタルメッシュホヤのP-541へ。

 

200Wの明るさに惹かれてMBランタンオートを買ってはみたものの、山登りで使うのは、100g以上軽くて、手のひらに収まるコンパクトなP-541。

オートキャンプのランタンの方は、レトロなコールマンのガソリンランタン。

 

そんなこんなで、出番はほとんどなかった。

 

今回、コールマンを外したことで、ガスランタンの中で最も明るい200W相当のMBがメインとなった。

 

 

ところで、今年の10月15日、EPI社のホームページに『 L-2008 SBランタンオート販売終了のお知らせ』か掲載された。

 

ー この度、L-2008 SBランタンオートが諸般の事情により製造・販売終了となりました。併せて、A-6107 SBランタンスぺグローブくもり、A-6108 SBランタンオートスペアグローブ透明、A-6109 SBランタンオートスペアグローブメッシュ、上記三種のスペアグローブも販売終了となりました。ご理解の程、宜しくお願い致します。 ー 

 

EPIの『 L-2008 SBランタンオート』といえば、MBランタンオートの先発モデルで、かつて、プリムス2245ランタンと人気を二分した定番のガスランタン。

 

プリムス2245ランタンの発売は1988年。 

EPIのSBランタンオートの発売は1998年。 

 

プリムス2245の重量は200g、SBランタンオートは196g。

明るさは、両者ともに100W。どちらを選ぶかは、好み次第。

 

それにしても、LEDランタンが登場して以降、ガスランタンは徐々に肩身が狭くなった

LEDランタンは、使う場所を選ばない。安全で扱いやすい。電池はコンビニでも買える。

そして、年々改良され、安価で高機能なものが次々に発売されている。

 

一方、OD缶のランタンの場合、OD缶はどこでも買えるものではないし、使う場所を選ぶ。予備のマントルの心配もしなければならないし、ガラスのホヤは割ってしまうこともある。

 

いかにソロキャンプブームと言ったって、ソロキャンの目的の多くは「焚火」。

焚火台は必須でも、ヘッドランプで代替できるランタンのプライオリティは低い。

買うなら、安くて、扱いやすいLEDの方がいいってことになる。 

 

このMBランタンオートもまた、廃版になるのか … 

 

<プリムス 2245 EasyLight Lantern>  
<プリムス 2245 EasyLight Lantern>  

 

 

右の写真は、プリムス2245ランタン。

 

以前使っていた2245は、P-541を使うようになった頃、友人に進呈。

 

ところが、上述のとおり、LEDに押され、ガスランタンが消えてゆく中、今のうちにと思って買ったもの。

 

Amazon USAで、59.95$、送料は10.29$、7,300円ほどで、国内のものより、3千円以上安い。

 

付属のケースも、国内で売られているものとは色が異なっている。

 

 

 

MBは、ホヤを磨りガラスからクリヤに換えている。

 

ガソリンにしろガスにしろ、ランタンのホヤは透明の方が好きだ。 

透明のホヤは、不規則に生じる明滅の様子がよく見え、「1/fゆらぎ」を感じることができる。  

 

Supraxのクリヤのホヤは、近頃、品薄になっているようなので、将来に備えてストックしておかなければ …

 

 

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