Primusオンジャより、イワタニ 炉ばた大将 炙家 ~ 山道具の棚卸し 連々話 vol. 85 ~

< Primus  2222 > 
< Primus 2222 > 

 

 

前回のキャンプで、大きなミスを犯した。

 

道具を減らすため、煮炊き用のガスバーナーはPRIMUSのオンジャだけにして、イワタニの『 炉ばた大将 炙家 』を持って行かなかったことだ。

 

長年、キャンプでは必ず使っていた炉ばた大将 炙家。

 

以前、その使い勝手の良さから、

” キャンプでは最良の1台 ” と書いたガスコンロだ。

 

 

 

Primusのオンジャは、70年代にスウェーデンで作られた「Primus  2222」が原型だ。

 

1892年に誕生したスウェーデンの登山、キャンプ用のガス器具ブランドのPrimus。

1985年、このプリムスと岩谷産業がジョイントベンチャー会社として設立したのが「イワタニ・プリムス(株)」だ。

 

Primus 2222は、「イワタニ・プリムス」設立前のもの。

スウェーデンと言えばIKEA、日本のものとは異なる機能性とデザイン。

 

このPrimus2222もまた、独創的な発想、外観もオシャレだ。

 

Primus 2222もオンジャも、燃料はOD缶。

缶の装着は難しくはないが、本体をひっくり返して缶を取り付ける作業は、CB缶よりも手間がかかる。

 

点火装置が付いていないので、口の長いライターで着火しなければならない。

 

ところで、スウェーデン料理で、テーブルの真ん中に置いた鍋などを 、数人でつついたり焼いたりする日本の鍋物や焼き肉に類する料理を見たことはない。

 

こうした料理でオンジャを使おうとすると、30㎝ほどの高さは、使いやすいものではない。

鍋や焼き肉のガスコンロは、より薄型の方が使いやすい。 

 

オンジャは、オシャレなガスコンロだが、私のキャンプスタイルにピッタリとはいえない。

 

ー やはり、最優秀コンロ『 炉ばた大将 炙家 』 ー

 

テントを張り終えると、先ずビール。

 

『 炉ばた大将 炙家 』は、CB缶の装着が簡単。すぐに火が着けられる。

 

スルメなどの乾き物でも、少し炙ればひと味違う。

 

横にケトルを乗せて、チロリでつけた燗酒をグビッとやるのもいい。 

 

加えて、社外品のグリルプレートやユニセラ熱燗あぶり台などで、使い方が広がるところも、他のガスコンロにはない魅力だ。

 

アウトドア グリルプレート黒船 M

ユニフレーム ユニセラ熱燗あぶり台 

ユニフレーム ユニセラ鉄板スリッド

 

 

『 炙家 』だけでも十分使い勝手は良いが、これらを加えると、グリル、鉄板焼き、鍋物、酒の燗つけなど用途が広がる。

 

『 炙家 』の愛用者には、ユニセラ熱燗あぶり台をシンデレラフィットと言って使う人も少なくないが、専用品ではないので、シンデレラフィットというほどじゃない。

まぁ、あると楽しいと思った方がいい。

 

Primusのケトル乗せて、黒船ぐらいがシンプルで好きだ。

 

何はともあれ、やはり『 炙家 』は、キャンプでは欠くべからざる道具だ。 

 

 

 

 イワタニ炉ばた大将 + ユニセラ熱燗あぶり台 ー 山道具の棚卸し 連々話 vol. 43 ーはこちら>

 

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