モータリゼーションの進展とともに、'80〜'90年代、オートキャンプやスキーなど第1次のアウトドアブームが到来した。
その頃使っていたテントは、石井スポーツで買ったヨーレイカのテントだった。
当時、機能的なキッチンテーブルは売られておらず、折り畳みのアルミテーブルで飲み食いしていた。
その後、テントがスノーピーク、ogawaへと変わっても、コールマンのアルミロールテーブルをキッチンテーブルとして使っていた。
初めて買ったキッチンテーブルは、キャプテンスタッグ エスポワール マルチテーブルだった。今でも使える安くていい道具だ。
そして、ユニフレームのキッチンスタンドを買ったものの、出番は多くはなかった。
同じ頃に買ったドッペルギャンガーのマルチキッチンテーブルとアルミテーブルの組み合わせで用が足りていたためだ。
玉置浩二の「メロディ」の歌詞、
♪ あの頃は何もなくて それだって楽しくやったよ …
みたいに、今とは随分違う設えだけど、楽しかった。
やがて、昨今の第三次キャンプブーム。
1年前の写真を見ると、流行のスタイルなんかどうでもいいと言いつつ、ついキャプテンスタッグのMOVEラックを買ったりして、いつの間にか道具が増えている。
その重量は、
キャプテンスタッグ MOVEラック × 3.0Kg = 6.0Kg
キャプテンスタッグ CSクラシックス FDパークテーブル 2.7Kg
キャプテンスタッグ フリーボード CSクラシックス 2.7Kg
総重量は、11.4Kg。おまけに、相当に嵩張る。
キャプテンスタッグ エスポワール マルチテーブルは6Kg、ユニフレームのキッチンスタンドは、
アクセサリーを加えても7.11Kg。
なんか方向が違ってきている気がした。
クラシックヨットのキッチンやリビングは、狭くても機能的だ。
必要なものが、合理的に配置されている。
ティエラ5やランドロックをヨットに見立てれば、前室は、キッチンとリビングだ。
料理でも、くつろぎでも、ヨットのような無駄のない機能的な空間を目指す。
以前は、そう思っていたはずなのに …
あらためて何が必要か選別し、道具の量を減らす。
テントとキッチン・リビングのことを、もう一度、昔に立ち戻って考えてみよう。
<「山とキャンプの道具たち」はこちら>
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