コールマンのガソリンランタンは、キャンプにおける私の中のスターだ。
1990年代の第1次キャンプブームでは、ランタンと言えば、コールマンの286A、ツーバーナーは、同じく413Hだった。
あるキャンプで思った。
照明が弱いと、鍋の中が見えない。肉の焼き加減が判らない。
やっぱり、テントサイトは明るい方が楽しい。
やがて、燃料系が、扱いにくいホワイトガソリンからOD缶やCB缶に変わり、照明の熱源も乾電池を使うLEDが広がっていった。
私のツーバーナーもまた、413Hから、OD缶やCB缶を使うSOTOやユニフレーム、PRIMUSに変わっていったけれど、ランタンだけは、今もガソリンランタンを使い続けている。
無機質なLEDライトでは感じられない暖かさと、古き時代の機械感が捨てきれない。
オイルランタンもレトロでいいものだが、明るさはでは到底かなわない。
昨年のキャンプでは、持参した3台のコールマンランタン ー 285、286A、290A ー のうち、286Aと290Aの2台が不調。
久しぶりのキャンプで、ふぅふぅ言ってテントを設営し、日も沈みかけた時間だった。
290Aは、何とか復活したものの286Aはダメ、結構な時間と労力を費やしてしまった。
今週のキャンプでは、そんなことにならないよう軽いメンテと作動の確認を行った。
作動確認なので、マントルはとんでもなく安いバタフライ製を使用。
285 → 点灯
290A → 点灯
286A → ×
OD缶を使うコールマンの2500ノーススターは、当たり前に点灯。
それにしても、286Aは、しっかりオーバーホールしないといけないのかも。
しかし、今日は無理。
で、赤ランタン200Aの出動。
何しろ、40年選手。なかなか気難しい。
285、290Aは、燃焼バルブだけで点火と明るさの調整ができるが、200Aは、前面の燃料バルブと背面の調整バー(チップクリーナーステム)の二つで、点火と明るさを調整する。
個体差もあるだろうが、それなりにコツが必要だ。
少し液漏れはあるものの、無事に点灯。
ちなみに、赤ランタンに装着しているOCSS圧力計の商品説明には、以下の記述がある。
ー ストーブの推奨最大圧力は、0.2MPa前後です。0.2MPaで針が中心付近に来るようになっていますので見やすいです。
ランタン、ストーブ点火時は、0.1MPa程度の低い圧力で点火させ、点火後に0.2MPaくらいまで内圧を上げていきます。
特にストーブは、バーナーとタンクが近い為、燃焼時の輻射熱により、熱がタンクに伝わり内圧が自動で上がりますので始めから高い圧力にするのは危険なことです。 ー
あらためて、こうしたことに注意しながら、今回のキャンプは、200A、285、290Aがメインで、控えはノーススター2500の布陣で臨む。
<「山とキャンプの道具たち」はこちら>
<「まだまだ元気だ !!! オールドコールマン ランタン200A を灯す ー 山道具の棚卸し vol. 28 -」はこちら>
<「 フェアーハンドランタン ー 山道具の棚卸し 連々話 vol. 25 ー」はこちら>
コメントをお書きください