2年ほど前、何か、たい焼きが食べたくなって、たい焼き器を買った。
思ったことと、行動との乖離が大きい。
たい焼きなら、色んなところで売られている。何も、たい焼き器を買うことはない。
肉まんが食べたくなって、蒸し器を買うようなもの。
よくこんなことをするので、人さまから偏人扱いされる。
ところで、たい焼き器。
巷では、色んなものが売られてる。
アルミに焦げ付き防止の表面加工が施されたものが、何しろ扱いやすい。2千円も出せば買える。
しかしやっぱり、こうしたものは鉄、それも、南部鉄器がいい。
その焼き上がりは、アルミとは比べものにならない。
加えて言えば、天然物用の焼き型がいい。
天然物 ? 何それって思われたでしょ。
たい焼き器には、「一丁焼き」などと呼ばれる型(一個ずつ焼き上げる型)と、鉄板などで複数個を一度に焼き上げる型の二つがある。
たい焼き通の人たちの間では、前者で焼いたたい焼きを天然物、一丁焼き、一本焼き、後者を養殖物、連式などと呼ばれているそうだ。
どうせ買うなら一丁焼きがいいとは思ったものの、これが目の玉が飛び出るほどのお金を払わないと買えない代物。冗談じゃありませんよもぅ…
そんでもって、「 南部鉄器 岩鋳 たいやき 」を買ったのであります。
外側に施された「 南部 岩鋳 」「 たいやき 」のレリーフが、道具好きの心をそそる。
鋳物1.6Kgの重量感は、道具好き・料理好きの本気度を試す。
そして、さぁ焼くぞ … と。
まず、森永のホットケーキミックスと井村屋のあんで焼いてみた。
う~ん … チョットちがう。 パリッと焼けてない。それに、大人には甘すぎる。
で、薄力粉・重曹のみ、片栗粉ブレンドなどで何度か挑戦。
粉の感じは、それなりに会得。
しかし課題は、『 餡子 』だった。満足するには、自分で餡を作らなければ … と。
餡か … 今は無理かな …
で、しばらくお休みに。
こんなことは、初めてじゃない。
1997年、ベルギーワッフルが大ブームを引き起こした。
東京発のこのブームは、地方都市へも広がり、本屋の料理本コーナーには、ワッフルのレシピ本が並んだりした。
何にでもすぐに飛びつく。
で、ワッフルトースターを購入。
初めて買ったものは、何かやたら洗いにくい。
で、次にバウルーを購入。
しかし、考えてみると、スィーツ好きでもない。
おまけに、本物のベルギーワッフルなるもの食べたことがない。
で、2~3度試したら道具部屋で待機。
先だって、書棚を整理したら当時買ったワッフルのレシピ本を見つけた。
近頃じゃ、ネットで簡単にワッフル粉も買えるし、また焼いてみようかな …
<「愛用のキッチン諸道具2」はこちら>
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