新型コロナウイルス対策と言うわけではないが、いやいや指先からの感染防止に、僅かながらの効果を期待して、やに取りフィルターを買った。
” チルチルミチル "か …
それにしても、懐かしい名前だ。
無論、童話に登場するチルチルとミチルではなく、(株)東海精機の新田富夫氏が、1975年(昭和50年)に考案し、「チルチルミチル」の商品名で売り出した使い捨ての100円ライターのことだ。
オイルショック後のインフレで物価が高騰する中、「ささやかでも、安値で幸せを運んでくれるものになってほしい」という願いを込めて、この商品名になったとか。
その5年後の1980年に発売したのが、この「チルチルミチル ミクロフィルター」だ。
現在では、商標権等は東京パイプ(株)に移ったようだが、それにしても、こんなものが、まだ生き残っていたとは。
東海精機と100円ライター。
栄枯盛衰、有為転変、昭和のビジネスヒストリーの一話だ。
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