ここ数年、ハンドドリップで使っているドリッパーは、
<ハリオ>
・V60クリアコーヒードリップ02
・V60メタルドリッパー
・カフェオールドリッパー02
<カリタ>
・陶器製 ロト101
・陶器製 ロト102
・ウェーブドリッパー 銅製
違いは、
・台形か円すい形か
・1穴か3穴か、もしくは無穴
・リブの有無とその形状
・材質は、陶器か樹脂か金属か
これらの違いにより、同じ豆であってもコーヒーの味に違いが生じる。
一般的なドリッパーには、リブと呼ばれる一定間隔で出っ張った線状の突起がある。
ちなみにネットでは『 リブ = 溝 』と記述されているのを多く見かけるが、溝は凹み、出っ張っているものが溝であるはずがない。
リブロースのリブ(肋骨)、あるいは、これをルーツとする建築分野での補強部材や突起部分のリブをイメージするとわかりやすい。
だれかの誤った記述のコピペが蔓延しているのか…
さて、このリブ、” 蒸らし” の際に、コーヒー豆の膨張を妨げずにペーパーとドリッパーの間に空気の層を作り、リブに沿ってコーヒーが流れるとされている。
カリタのウェーブドリッパーにはこのリブがなく、ツルッとしている。
その代わりと言っていいかどうか、20の凹凸(ウェーブ)がある独自のフィルターを使用する。
まるで焼き菓子作りに使うカヌレ型のようなフィルターにより、ドリッパーとの接触面が少なくなり、フィルター内の偏ったところにお湯がたまらず素早くドリップされる。
また、少しラフにお湯を注いでも、底が平らなので粉に均一になじみやすく、味が安定しているのだとか。
昨今、世界中で人気を博している1穴スパイラルリブのハリオV60は、お湯を注ぐタイミングと量により味を変化させることができるが、反面、美味くも不味くもなる。
確かに、カリタのウェーブドリッパーは味にバラツキが少なく、私のようなテキトーな人間には向いているのかも…
ただ、このウェーブフィルターは、その形状を保つために、箱やケースで保管し取り出さねばならず、ラックに立てておいてスッと取り出せるV60やロトのフィルターに比べ、場所も取るし扱いも少し面倒だ。
そんなこともあって、出番は週末の off time のみ。
カリタのコーヒーミル K-2で豆を手挽きし、カリタのコドリップ専用ポットで、
急がず、慌てず、のんびりとコーヒーを淹れる。
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