キャンプは、寒い時期がいい。
高原のキャンプ場は人もまばらで、ハイシーズンと違って静かなのがいい。
しかし、十分な防寒対策が必要だ。
冷え込んだときには、トランジション温度域
-10℃クラスのダウンシュラフでも、寒く感じて快適とはいえない場合もある。
オートキャンプで手っ取り早いのは、ホットカーペットだ。電源付きのサイトなら、寒さ対策がグッと楽になる。
インナーテントにホットカーペットを敷き、コンセントに繋ぐだけで寒さの不安から解放される。
ところが、電源付きのサイトは、広くても10m×10m程度の区画で、少し大きなテントだとスクリーンやタープは張れなくなる。
やっぱり、フリーサイトでのびのびと張りたい…
そんな思いに応えるのが、ポータブル電源だ。
昔と違って、小型・軽量で手頃な家庭用蓄電池がたくさん売られるようになってきた。
とは言え、当たり外れも多いようで、高いから良いとは限らない。これが難しい。
加えて、「これ一台で防災の備え」といったうたい文句は、よく考えないといけない。
災害に伴う停電時、照明なら電池のLEDライトが簡単だ。アウトドア好きなら、ホワイトガソリン、CB缶やOD缶使用の器具で照明・煮炊きができるし、カセットのガスコンロは多くの家庭で使われている。
さらに、USB出力ポートのある手回し充電対応のラジオがあれば、スマホの電池切れを心配しなくていい。家庭用蓄電池もあるに越したことはないが、多様な備えこそが重要だ。
まぁそんなことは置いといて、この『 Aiper ポータブル電源 』なる蓄電池、ホットカーペットの接続・作動は確認しているが、これまで、冬のキャンプ場での使用実績はない。
来月11月、ようやく久住高原で初デビューとなる。
さてさて、どれくらい暖かくなるか…
<「ユニフレーム ハンディガスヒーター ワーム Ⅱ & イワタニ カセットガス ジュニアヒーター ~ 山道具の棚卸し 連々話 vol. 58 ~」はこちら>
<「山とキャンプの道具たち」はこちら>
コメントをお書きください