野点用携帯茶道具 竹籠セット ー 山道具の棚卸し 連々話 vol. 53 ー

 

 

野点(のだて)とは、ご案内のとおり、屋外でお茶や抹茶を楽しむもので、その由来は戦国時代と言われている。

 

今でも、ピクニックなどで野点を楽しんでいる方もいらっしゃる。

 

かつて、「モンベル野点セット」のような山登り仕様の野点セットが流行った。

 

もともと野点の道具は、屋外で使うものなので、ものによっては山に持って行ける。

 

ポイントは、茶碗の材質、そしてサイズと重さだろう。

 

山上使いなら、かさばらず軽い方がいいし、陶磁器の茶碗では割ってしまう。

ー モンベル野点セット ー

 

 

素 材:<ケース>420デニール・ナイ

    ロン・ドビー
    <茶碗>メラミン樹脂100% 

総重量:305g
構 成:茶せん、茶杓、茶碗、茶巾、

    盆2枚、棗(なつめ)

 

 

茶碗がメラニン樹脂なので、少々の衝撃では割れない。重さも300gほどで、普通の野点セットよりかなり軽い。

ー  抹茶野点用 携帯茶道具 竹籠セット ー

 

 

私の野点セットは、モンベルよりさらにシンプルだ。

 

竹籠、茶碗、茶筅、茶筅筒、茶杓、棗(なつめ)のセット。

 

木碗なので、モンベル同様、割れる心配がなく、総重量もモンベルよりさらに軽い。

 

茶杓を二つ折りにして茶筅に入れ、茶筅筒に仕舞えるのがいい。

 

九重の山で点てた抹茶は、格別にうまい。

近頃では、モンベルを除けば、山登りに向いた野点道具を見かけなくなった。

 

今のご時世、山の野点はウケないのだろう。

 

 

 

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