野点(のだて)とは、ご案内のとおり、屋外でお茶や抹茶を楽しむもので、その由来は戦国時代と言われている。
今でも、ピクニックなどで野点を楽しんでいる方もいらっしゃる。
かつて、「モンベル野点セット」のような山登り仕様の野点セットが流行った。
もともと野点の道具は、屋外で使うものなので、ものによっては山に持って行ける。
ポイントは、茶碗の材質、そしてサイズと重さだろう。
山上使いなら、かさばらず軽い方がいいし、陶磁器の茶碗では割ってしまう。
素 材:<ケース>420デニール・ナイ
ロン・ドビー
<茶碗>メラミン樹脂100%
総重量:305g
構 成:茶せん、茶杓、茶碗、茶巾、
盆2枚、棗(なつめ)
茶碗がメラニン樹脂なので、少々の衝撃では割れない。重さも300gほどで、普通の野点セットよりかなり軽い。
私の野点セットは、モンベルよりさらにシンプルだ。
竹籠、茶碗、茶筅、茶筅筒、茶杓、棗(なつめ)のセット。
木碗なので、モンベル同様、割れる心配がなく、総重量もモンベルよりさらに軽い。
茶杓を二つ折りにして茶筅に入れ、茶筅筒に仕舞えるのがいい。
九重の山で点てた抹茶は、格別にうまい。
近頃では、モンベルを除けば、山登りに向いた野点道具を見かけなくなった。
今のご時世、山の野点はウケないのだろう。
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