大王のマントルだよ !!! ー  山道具の棚卸し 連々話 vol. 30  ー

 

 

数年前、アウトドア雑誌を買ったら「大王マントル」なる商品が紹介されていた。

 

大王、マントル …

ふと、大王製紙事件のことを思い出した。

 

 

10年ほど前、大王製紙の創業家社長が会社の金を私的に流用、100億円を超える資金をカジノなどで浪費し背任罪に問われた事件だ。

 

北野たけし氏がTV番組で、” 何しろ、大王のせいしだよ !!! ” と。

さすが、北野氏は面白い。

 

そんなことを想起させるネーミングだった。

 

” 何しろ、大王のマントルだよ !!! ”

 

 

 

 

それはさておき、ここで言うマントル、ガスマントル、ランタンマントルとも呼ばれる。

 

ガス灯などの点火口にかぶせ、熱すると白光を発生する網状の筒で、現在でも、持ち運び用のキャンプ用ランタンや加圧式石油ランタン、一部のオイルランプで使われている。

 

アウトドア用ランタンのマントルは、絹糸や人工絹糸などで作られる布製の袋である。

 

右の写真、ランタン中央のピカッと光ってるところが、マントル。

 

二つの場合、ツーマントル。

丁度、ネコのキ○タマみたいなものです。

 

 

 

「 コールマン 285 ツーマントル デュアルフューエル ランタン  ー  山道具の棚卸し 連々話 vol. 35   ー 」はこちら>

 

 

 

 

以前、コールマンの286Aランタンのマントルに1~2㎜ほどの穴が開いていた。

火を灯すと普通に使えたので、そのまま使い続けた。

 

翌朝ランタンを見ると、マントルに穴が開いていた前面のホヤのところから、

蜘蛛の巣が張ったようにひびが入っていた。あああっ~

 

マントルに穴の開いていたところだけ温度が上がらず、熱が伝わらなかったためだろう。 

 

百円ほどのマントル1枚のために、数千円のホヤを買う羽目になった。

 

 

<現在の店頭販売状況>
<現在の店頭販売状況>

 

 

ランタンがあって、燃料があっても、マントルが無ければ使えない。

 

マントルは、ランタンのキーアイテムだ。

 

このため、常に十数枚のマントルをストックしているのだが、昔、1枚100円ほどだったものが、今は2倍3倍以上の値段になっている。

 

ちなみに写真は、昔買っていたストックの2枚入り367円。

 

そんなこともあってか、数年前から社外品のマントルが広く出回り始めた。

 

その一つが、「大王マントル」だ。

 

 

 

 

このマントル、ピアレスマントルという外国の製品で、正規輸入総代理店が、

「大王マントル」の商品名を付けて売っているものだ。

 

” 白い、明るい、硬い、安い ”

アウトドア雑誌は高評価、巷の評判もいい。

 

Amazonでの価格は、4枚入りで599円。一見安く見えるが、送料が756円。

1枚あたりの単価で見れば、389円。これじゃ買えない。

 

これがYahooでは、699円とさらに高いのだが、送料は250円で、1枚あたり237円で

さほど安くはない。お徳用の3袋パックになると、1枚あたり187円と安くなる。

 

このマントルの他にも、大王シリーズと銘打ち、” 大王 ” が付いた色んな商品が販売されている。 

 

なかなか面白いじゃありませんか。

 

実際に装着してみると、確かに白くて明るい。この白さは、好みの分かれるところ。

純正品のオレンジっぽさの方を好む方もおられるだろう。

 

それにしても、” 明るい、硬い、安い ” は、ストロングポイント。使えるマントルだ。

 

 

 

 

「オールドコールマンばいてん」はこちら> 

 

 

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