ダイコン煮  男の一人鍋 vol. 3  ー イワタニ カセットフー エコジュニアとともに ー

 

ある時代劇のワンシーン。

 

男がいろり鍋を持って、部屋に入る。

漆黒のいろり鍋の中には、白いダイコンしか入っていない。

 

” こんなものしかありませんが … ” と言って、火鉢に載せる。

 

もう一人の男は、鍋の中のダイコンを小皿に取り、タラリと醤油を垂らし、口に運ぶ。

 

” よく煮えてますね … ”

 

二人の男は、ダイコンを酒のあてに、黙って酒を酌み交わす。

 

 

今のご時世、寡黙で不器用そうな男たちの姿は魅力的だ。

 

 

今日は、そんなダイコン煮。

 

いきなり、鍋にダイコンを放り込んでも美味くはない。

ブリ大根などの料理の際、下茹でしたダイコンを取り置き、冷蔵庫にストックしておく。

 

いろり鍋に昆布出汁を入れて沸かし、ストックのダイコンを入れて煮るのみ。

 

昨今、インスタ映えなんぞと少しうるさい。

酒のあては、質朴の方が粋だ … てなことで。

 

ちなみに、今宵の鍋は「イシガキ産業 いろり鍋 15㎝ 鉄鋳物」。

中国製の鋳鉄鋳物で、内側は黒のホーロー仕上げ。

安価だけど、使える鍋だ。

 

 

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