- 目指すは福新樓 福建炒麺  博多皿うどんを作る -

 

想夫恋の焼きそばの次に好きな麺類が、皿うどんだ。

 

皿うどんと言ってもパリパリ麺ではなく、柔らかい太麺の皿うどん、巷では、博多皿うどんと呼ばれる料理だ。

 

福岡の中華料理の名店「福新耬」が発祥と言われる。その福新樓の料理人だったタケちゃんから、手ほどき受けたのがかれこれ30年ほど前。

 

これまで幾度もこしらえたが、食べたいとき、作りたいときに、食材が揃わないのが困りものだった。

 

 

それでもって、近年、ようやくたどり着いたのが次の組み合わせだ。

 

①麺  : スパゲティ生麺

②具 材: 冷凍シーフードミックス、

      冷凍豚コマ、乾燥キクラゲ

      キャベツ(冷蔵庫にある野菜)

③スープ: 味覇 or 創味シャンタン 

 

スパゲティの生麺、シーフードミックス、

豚コマはいずれも一月程度の消費期限がある。

 

生のものを買って、腐らせてしまうこともない。

 

 

ポイントを挙げると、

 

・生麺は、パッケージに記載のとおりの時間茹でて、中華鍋へ。両面、しっかりと焼く。

 

・冷凍シーフードミックスは、あらかじめ電子レンジで火を等しておく。 

            

・冷凍豚肉は、酒をかけ、少量の醤油で下味を付ける。調理前には水分を切っておく。

 

・キクラゲも電子レンジで戻す。

 薄く柔らかな国産がよい。

 

・中華鍋は鉄に限る。

 ちなみに、おすすめは、プロも使う山田工業所の 鉄打出中華片手鍋板厚1.6mm。

 

・炒め油は、ラードに限る。

 

・麺に吸わせるスープには、オイスターソースと少しの砂糖を加える。

 ドライな仕上がりなら90ml~100ml、シットリが好きなら100ml~120mlほど。

 

 

詳細は、<「番外編 : うどんと味噌ラーメン 皿うどん>」>を参照。

 

 

で、もう一つのポイント、博多皿うどんの美味さの決め手は麺だ。

スーパーで売られている一玉30~40円の蒸し麺は、焼くとコシが無くなる。

 

今回の麺は、ジュピターオリジナルの生スパゲティ麺、ジョヴィアーレ120g。

デュラム小麦の生麺は焼くと香ばしく、モチモチとしていて、中華に使える。

                                                                                                        

ほとんど生の食材を使わない、地味な博多皿うどんだが、鉄の中華鍋にラードで炒めた食材の味わいは、近頃の何たらコート加工の鍋では出せない味だ。

 

博多皿うどんは、チャンポンやラーメンと違って汁気が少ないので、麺がのびない。

なので、ビールのあてになるのです。

 

 

 

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