ミラノ風カツレツやポークピカタなどのイタリア料理が、ポピュラーな料理となって久しい。
たまに食べたくなって、自分でこしらえる。
豚のヒレやもも肉を、叩いて叩いて伸ばし、数枚重ねる。
気分によって、カツレツの時もあればピカタになる時もある。
※ ※ ※
ポイントは、叩きだ。
棒でもハンマーでも、なんで叩いたってかまわないが、叩き具合が出来を左右する。
昔は、写真の上の小さな肉たたきを使っていたが、軽く、小さく、イマイチ使い勝手が良くない。
そして、錆びやすい。これがいけない。
で今は、プロ用のステンレス製ギザ型を使っている。
よく似たニッケルメッキ(銑鉄鋳物製)のものも売られているが、ギザ型の肉たたきは刻みに水分が残りやすいので、鋳物鉄製はすぐに錆びてしまう。
この手の道具はステンレス鋳物に限る。たぶん、一生使えるだろう。
大きさ、重さ、握りやすさ、そして道具としての美しさ、いずれも申し訳ない。
著名なイタリア料理人、落合 務 氏おすすめのアイテムだ。
今日は、豚ヒレのピカタ。
叩いた豚ヒレを重ねて、塩、コショウ。
小麦粉を振りかけ、パルメザンチーズを加えた溶き卵をくぐらせてソテー。
いたってシンプルです。
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