かつて、コールマンのガソリンランタンにフェザーランタン229ー726Jというモデルがあった。
コールマンのホワイトガソリンランタンの中で、最小にして最軽量。非常時は自動車用無鉛ガソリン使用可能という優れもの。
テント内、90W相当のやわらかな光が、静かにテーブル上を照らし …
人気のモデルだった。
Amazonで6,850円だった記憶がある。
そのうち買おうと思っていたら、廃番になってしまった。
ああ、何故買わなかったんだ…
心底、悔やんだし、今でもそれは続いている。
ちょうどその時分に、コールマンからルミエールランタンというのが売り出された。
使用燃料がOD缶なので、ガソリンランタンと燃料が共用できない。
ホヤがガラスで大きいので、ザックに入れて持ち歩きたくない。
どうも使うシーンがイメージできなかった。
何やかんや思って、
しばらく様子をみようか … ってことに。
そんな中、グッドデザイン賞2011を受賞した。
グッドデザイン賞のHPに以下の記載がある。
どこかで見たことがある様な、懐かしさを感じさせるランタンである。しかしながら新しく開発した製品であり、癒し効果のある炎が燃えるところが特徴である。
デジタル万能の時代にあって、一人暗闇の中でこのランタンを見つめ、物思いに耽るのも一興と思う。忘れていた何かを、気付かせてくれる様なデザインである。
なるほど、1/f ゆらぎの癒やしか …
それにしても、審査委員の評価は詩的だ。
使っているシーンが目に浮かんだ。
とはいえ、オートキャンプでの照明はホワイトガソリン。煮炊きはCB缶で、燃料は2系統。
OD缶まで持って行くの…
しかしまぁ、巷の評判も上々だし、OD缶一つ程度ならいいかってな感じだった。
ところで、私はコールマンのOD缶のデザインが合わない。少しうるさく感じる。
なので、PRIMUS缶を使っている。
PRIMUSのイイところは、小型の110g缶があること。
250g缶よりかなり小さくなるが、不安定さはない。
それに、サイドテーブルならOD缶も小さい方がいい。
ちなみに、下の写真上段が IP-110、下段が IP-250U。
そのままだとつや消しだが、帆布のカバーを被せると、雰囲気が一変して癒しの風情になる。
どちらも悪くない風情だ。
とは言うものの、純正品以外を使うのはイケナイ事になってるんで、付けられる場合は自己責任でお願いします。
(後日談)
数年が経った2015年12月、スノーピークから「 ガスランタン リトルランプ ノクターン」が発売された。
コールマンのルミエールより、かなりコンパクトで軽量、そして、スタイリッシュ。
さらに、価格もコールマンより安かったことから、爆発的に売れた。
これなら、登山・テント泊でも持って行ける。私も触手を伸ばそうとしたのだが…
概して評価は高いのだが、相当に厳しい評価も少なくない。評価にばらつきが見られる。
使い方の問題なのか、個体差が大きいということなのか。
以前のスノピーでは考えられないこと。
もう少し様子を見よう … そう思っています。
<「coleman ルミエール ランタンを割って snow peak ノクターンを買う ― 山道具の棚卸し 連々話 vol. 6 ―」はこちら>
<「コールマン ルミエールランタンのグローブ届く ー 山道具の棚卸し 連々話 vol. 36 ー」はこちら>
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