何やかんやで、山道具の手入れをすることにした。
道具部屋の棚やコンテナの中に、整理もせずに放っておいた山道具たち。
まずは、コールマンのガソリンランタンからです。
コールマンと言えば、周知のとおり、米国のアウトドア用品の製造・販売メーカー。
第1次キャンプブームの頃は、そこいら中のテントがコールマンなんてことも。
まさに、一世風靡って感じだった。
近年は、LEDライトや安くて扱い易いアウトドア用品が普及してきたためか、当時ほどの活況さはない。
とはいえ、100年以上のものづくりの歴史や精神性を愛するコアなファンは多い。
そんなコールマンだが、その歴史や製品の蘊蓄について書かれた書籍はごくわずかだ。少し不思議に思える。
右の写真は、手元にあるコールマンの本、
「 THE Coleman BOOK ― コールマンのすべてがわかる本 」。
コールマンの歴史、伝説、工場ラインの紹介 …etc。
カラー写真付きのメンテナンスのページは解りやすい。
この一冊で、それなりにコールマンを語れる人間になれる。
2009年12月、1,260円で買った本だが、今では中古でも安くて4,000円、中には15,000円程の値が付いているものもある。こんなムックがねぇ…
私は、コールマンの熱烈なファンではないが、オートキャンプの際は、今でもコールマンのガソリンランタンだ。
今、手元にあるランタンは、200A、286A(ワンマントル)、290A(ツーマントル)の三つ。
200Aは、巷では、「オールドコールマン」、「赤ランタン」などと呼ばれている。
このランタンは、1981年、就職の記念に買ったもので、タンク下には製造時期を表す「80(1980年)2(2月)」の刻印がある。
ちなみに、赤の200A最終モデルが1980年2月生産のこのモデルだ。
偶然のことながら、手に入れててよかった。
部品を交換しながら、大切に使ってきたので、外見はすこぶるよい。
それでも、30年以上を経た代物。
6年前のキャンプの頃から、調子が悪くなって、ほったらかしにしていたランタンだ。
久しぶりに、書棚からコールマンの取扱説明書・メンテナンスのファイルを引っ張り出す。
200Aの取説はもう無いが、286Aと概ね同じなので何とかなるでしょう。
付属の取説は、文字が小さくて読みにくいが、コールマン・ジャパンのHPから同じ取説をダウンロードするとA4サイズに出力できるので、随分読みやすくなる。
ジェネレーターやポンプカップなど修理に必要な部品はストックしている。
専用のスーパーレンチやチェックバルブレンチもある。
休日に、ゆっくりとオーバーホールしてみよう。
<「まだまだ元気だ !!! オールドコールマン ランタン200A を灯す ー 山道具の棚卸し vol. 28 -」はこちら>
<「コールマン 200A ランタン + OCSS圧力計 ー 山道具の棚卸し 連々話 vol. 40 ー」はこちら
<「リーデルのワイングラスのように200Aのグローブを磨く ー 山道具の棚卸し 連々 vol. 42 ー 」はこちら>
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