職場の同僚が言った。
“明日、出張で豊前方面に行く。豊前海一粒かきを買うけど どう?”
”2kgたのみます”
豊前海一粒かき、以前は、漁協にFAXで注文できたけど、ここ数年生産量が減って、豊前方面まで行かないと買えなくなってしまった。
同僚たちはみな口をそろえ、糸島のカキより豊前のカキの方が美味いと言う。
同感だ。塩気が適度で旨味が深い。
楽しみだな。
とっところが、不測の事態発生。カキは買えなかった。
嗚呼、シャブリとレモンを買って、構えていたのに …
ふと “ 当てと”褌(ふんどし)は向こうから外れる “ が脳裏に浮かんだ。
<「 冬は焼き牡蠣 美肌になります 」はこちら>
<「- 今宵、豊前海 一粒かき -」はこちら>
” 当てと褌は向こうから外れる ” 、” 当て事と越中褌は向こうから外れる ” とも言う。
ネット上の諺サイトの説明では、
当てにしていた事は、相手の都合などで外れることが多いというたとえ。「当て事」は当てにしている事。「向こう」は身体の前、また、相手のこと。当てにしていた事は、越中褌と同じように、向こうから外れるという意から。
ところで、越中ふんどし。
物心ついた頃、うちのオヤジが身につけていた記憶が残っているが、それも間もなくトランクに変わった。
今日日、越中ふんどしなんて、テレビでお笑い芸人が着けているのを見ることはあっても、普通の人間が使っている姿は先ず見ない。
今どき、ふんどしに興味を持つ人なんかいるかね … なんて思っていたが、
一般社団法人 日本ふんどし協会なる団体が存在するのには驚いた。
この法人の目的は、日本古来の文化であるふんどしの普及、及び、人々のふんどしに対する理解と関心を高めることだそうである。
いやいや、世の中、色々おもしろい。
<「日本ふんどし協会」のHPはこちら>
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