耳順 - ふと想起される言葉 vol. 4 -

 

 

早、晩冬。大晦日も近い。

 

流光の時、そして、紛擾の1年だった。

 

来年の干支は、戌。

年男、そして還暦。

 

六十 …

 

六十而耳順か …

 

【 論語 為政 】  

- 「六十而耳順」 六十にして耳に順う -

   修養ますます進み、聞く所、理にかなえば何らの障害なく理解しうる意、 60歳の異称。 

 

   吾十有五にして学に志し (志学 しがく)

   三十にして立つ (而立 じりつ)

   四十にして惑はず (不惑 ふわく)

   五十にして天命を知る (知命 ちめい)

   六十にして耳順ひ (耳順 じじゅん)

   七十にして心の欲する所に従ひて矩を踰えず (従心 じゅうしん)

 

 

かの孔子にして、60歳になってようやくその境地に到達したと語っている。

 

こちとらどうかねー、いやいや、とてもとても。

耳に逆らうことばかり。まだまだ修行が足りません。