朝めしも食わず、飯塚市近辺で用事を済ますと11時を回っている。
腹が空いて、目まいがする。
「 ステーキ三田屋 」に駆け込むと、
営業は11時30分から …と。
無念なり。
で、近くの「うめーや」でとんかつ。
とんかつも中々のものだが、味噌汁の味がいい。
一口にみそと言っても、米、麦、豆などの原料に赤や白など製法・色など、数多くのものが売られている。
産地で言えば、何といっても信州。その生産量は、全国5割近い。
旧産炭地の筑豊に、味噌のイメージはないが、あにはからんや、佳良な味噌が多い。
それには、理由がある。
かつて、我が国の経済発展を支えた炭鉱。
その多くが北部九州に存在し、とりわけ、筑豊はその中心であった。
炭鉱で働く人々は過酷な肉体労働でたくさんの汗をかくとこから、塩分の補給を必要とし、塩くじらなどの塩干物と同様、味噌は必需品であった。
常に死と隣り合わせで生き、「 宵越しの金は持たない 」といった川筋気質。
味噌もまた、金に糸目をつけない口の肥えた炭鉱マンの舌を満足させるものでなければならなかった。
そんなこんな思いながら、四つばかり購入。
◆ 溝口商店 横町みそ 合わせ 1Kg 600円
◆ 原田食品(株) 古処合わせみそ 1Kg 620円
◆ 田川のあんどうみそ 合わせ 750g 550円
◆ 田川農協 あゆみ工房 米みそ 1Kg 500円
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