ダナー ストライカーのハイシャイン仕上げに挑戦するも、未だ成らず。
靴屋に尋ねてみたところ、ハイシャインに向かない革もあると。
まぁ、気長にやろう。しばし中断。
代わりにREDWINGのワークブーツを磨いてみることにした。
レッドウイングは、言わずと知れた、アメリカのブーツメーカー。
現在、世界150カ国で、年間300万足を越える販売数を誇る世界屈指のブーツメーカーで、日本でもダナーと並んで人気の高いブランドである。
レッドウイングと言えば、何しろ ” トラクション トレッド ソール ” だろう。
それまでのラグソール(凸凹があるゴムの靴底)やコルクソールに変えて、独自のソールを用いた。
そのソールは、
厚くクッション性があり、大きな刻みのない形状。
泥が詰まりにくくグリップ力が保たれ、また、足音が小さいなどの特徴から、当時の狩猟用ブーツとして圧倒的な支持を得たのである。
1980年頃、初めて買ったのが REDWINGクラシックワークだった。
その後、アメリカン・カジュアル・スタイルの定番ワークブーツとして一世を風靡する。
そして、あまたのコピー商品が巷に溢れていったのである。
そんなこともあって、私が2足目として選んだのはビムラムソールのラインマン9233だった。
20世紀の初め頃、アメリカのライフラインを確保する配線工(ラインマン)は、最も危険な危険な仕事とされていた。
REDWINGが作ったブーツは、
ソールはビブラム、高所での安全性確保するため、つま先近くまでシューレース(靴ひも)が施されていた。
当時のラインマン達がそのブーツを選んだため、「ラインマン ブーツ」と名づけられたと。
かれこれ10年、手入れらしい手入れもせずに履いているが、ソールの減りも少なく、綻びもない。
きっと、あと10年は履けるに違いない。
今回、少し反省しつつ、真面目に手入れした。
①ステインリムーバーで汚れ落とし
②シュークリームで保湿
③ブートブラック ハイシャインベースで下 地づくり
④最後に、ブートブラックハイシャインコートを塗って磨き
ついでに、シューレースを革に替えた。
顔が映るほどのハイシャインとはいかないが、かなりの光沢。
10年の時が中々いい味出して、買った時より「 男前 」だ。
これからは、ちゃんとケアしてやろう。
<「最後のブーツ - ゴアテックス & ビブラム ダナー ストライカー8 サイドジップ-」はこちら>
<「- ダナー ストライカー ハイシャインへの挑戦 vol. 1 -」はこちら>
<「AVIREX コンバットブーツとS&G戦闘長靴Ⅲ型- ハイシャインへの挑戦 vol. 3 -」はこちら>
<「 - 愛用の諸道具 -」はこちら>
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nisi88 (日曜日, 14 5月 2017 21:48)
こんばんは。
自分はレッドウイングのブーツは買ったことはありませんが
ビブラムソールのバックスキンのモカシンを、もう20年?もっとかな?
履いています。履き心地がいいのに、減らない。
ティンバーランドのラバーソールのモカシンも、ほとんど手入れなしで
15年は持ちました。今思うのは『本当に良いモノ』は
ちゃんと手入れしたら『一生モノ』なんですね。
なんだか染み入るようにブログ読んでます。
マイケル・K・橘 (日曜日, 14 5月 2017 22:10)
nisi88 さま
どうもです。
最近、靴磨きが好きになりました。
蒸留酒を一滴、落とすのがイイなんて友人も。
世俗を忘れて、ひたすら磨く。
靴磨きが趣味の方の、気持ちが少し解った気がしてます。