今日、たくさんの仕切りプレート、ランチプレートの類いが売られている。
あまたあるプレートのなかで、最強のプレートがこれだと思う。
ステンレス板を6分割し、トレーと皿の機能を有するプレート。
一見すると、直線的なレイアウト、無機質で温かさのかけらもない。
まぁ、観ようによっては、未来的、SF的とも言えるが …
始めてみた時は、そう感じた。
1950年代から米軍で使用されており、海上自衛隊でも使われているトレーである。
「メスティン トレー」が「メス トレー」になったというのが通説である。
メスは、英語のmesstinの略。
意味は、飯ごう、携帯食器、弁当箱などに訳される。
メスティンの名が日本で広まったのは、スウェーデン トランギア社製の「メスティン」からだろう。
◆TR-210 <165×90×65㎜>
◆TR-209 <210×135×70㎜>
アウトドア派の間で、大メス、小メスと呼ばれる人気のクッカーだ。
トランギアなら、弁当箱・はんごうは、うなずける。
メストレーなら、携帯食器がせいぜいという気がするが …
海上自衛隊の艦艇内では、階級によって食事を摂る場所が異なる。
概ね、艦長をはじめとする幹部は「士官室」。
海曹長は「CPO室(先任海曹)」。
海曹と海士は、「科員食堂」である。
そして、この科員食堂で使われているのが、ワプンレートの食器。
多くの隊員が使うので、洗いやすく、すすぎやすくて、かつ、衛生面でも優れたものが求められ。
なんか、バタ臭い名前の会社だが、ハウスウェアから医療用精密部品まで、幅広い金属製品の開発・製造する、れっきとした燕市の企業である。
同社の「エコクリーン ゼロクリア加工」の特徴は、
・油汚れが水だけできれいに落ち
・かつ、抗菌・抗カビ
我が国最先端の金属加工技術で作られるメストレーは、軍用食器としては、世界最強のものと言える。
海上自衛隊が使うのも、うなずける。
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<「- 何故この6分割が良いのか メストレー② - 海軍グルメ vol. 7」はこちら>
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