- 海軍食器でカレーを装う - 海軍グルメ  vol.3

 

 

巷では、たくさんの海軍カレーなるものが売られている。

 

普段立ち寄るスーパーでは売られていないが、ゆめタウンや酒のやまやには置いているので、たまに買って帰る。

 

食べるにあたって、いつもの皿やボウルに盛ったんじゃ、味はともかく、見た目普通のレトルトカレー。

 

海軍の風情なんて、まるでなし。

 

で、ソースボートにカレーを入れ、ライスは海軍食器(もちろんレプリカ)に装って食べる。

 

 

 

<「- グレイビーソースボートのカレー - 海軍グルメ vol. 2」はこちら>

 

 

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- 海軍の食器 -

 

日本の陸・海軍の食器とその考え方は、時代とともに変遷している。

 

そして、海軍が自己完結型の組織で、陸軍は野戦を行なう組織であったことが、それぞれの食器をも特徴付けている。

 

海軍食器の場合、士官用と一般兵用で大きく異なる。

かなり大雑把ではあるが、士官は陶磁器で、一般兵はホーロー食器を使っていたと言っていい。

 

ちなみに、士官用の食器を納入していたのは、名古屋の日本陶器(現ノリタケ)、佐賀県有田の香蘭社、深川製磁。中でも、深川製磁は、海軍食器製造指定工場で、いわゆる海軍御用達の会社だった。

 

 

食器には、必ず、桜と錨を組み合わせたマークがほどこされていた。

 

錨の図柄にも変遷があるが、錨柄の中央に桜花を置いたデザインが、最終的に定着したようだ。

 

使っているレプリカの皿にも、そんなマークが入っている。

 

スプーン付きで1,800円ほどのものだが、普段でも使える皿だ。

 

 

こんな事を書いていたら、海軍カレーが食べたくなった。

 

明日は、レトルトの「よこすか海軍カレー」でも食べようか …

 

 

 

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