国道200号線、飯塚市から桂川町へ向かう。
お昼を2時間近くも過ぎ、あぁ、腹へったな …
ラーメン、うどん、ちゃんぽん etc. 何食べようか …
そう言えば、道沿いにとんかつのカンバンがあったよな…
開店は … 一昔 ? 二昔かもしれない。
きっと、浜勝の模倣店の類いだろう …
何となくそんな思いが …
これまで、一度も入ったことはない。
まぁ、いいじゃないか、ものは試し …
お昼を随分過ぎているのに、店内には多数の客。
テーブルには、ちょっとした花が飾ってあったりしていい感じ。
カロリーを気にして、ヒレカツ定食1,490円を注文。
キャベツは千切り ? ご飯は、白飯or麦飯 ? 味噌汁は、赤味噌、白味噌 ?
なんて、浜勝で聞かれるようなことは全くなし。
やがて、先ず運ばれてきたのは、予想どおり、胡麻の入ったすり鉢。
違っていたのは擂り粉木。握りやすくて、摺りやすい。
次に来たのはタレ。黒く、とろみがある。
そして、待つこと数分が過ぎて …
一見すると普通なのだが、よく見ると、細かいところまで気遣いがなされている。
レモン絞り器に挟まれたレモン。
飾り切りのニンジンに乗せられたカラシ。
竹の器に入れられたドレッシング。
千切りのキャベツは、とても端正だ。
うむ、こっ、これは、なかなか デ・キ・ル … ?!
満を持して、ヒレカツにかぶりつく。
肉にピッタリと張り付いたコロモは、さっくりと軽く、そして、バリバリしていない。
ヒレ肉は、歯切れが良く、柔らかい。
臭みもなく、うま味だけが口に広がっていく。
タレは、酸味を押さえた中濃のウスターソース系で、和の風味もほどこされている。
ご飯は、黒米入り、相当いける。白菜漬も、控えめでいい。
おまけに、味噌汁は豚汁ではないか、これでもかと攻めてくる。
肉の量も期待を裏切らない。おそらく200gは超えているに違いない。
膳に乗せられた全てのものから、誠実な思いが伝わってくる。
近年、トンカツを食べてこれほど感服させられた記憶がない。
愚生は、田舎のとんかつ屋と、少々侮っておりました。衷心よりお詫びしたい。
また、見参つかまつる。
【 とんかつ うめーや 】
所 在 地 : 飯塚市太郎丸523-4 TEL0948-24-6731
営業時間 : 11:00〜15:30 17:00〜21:30 定休日木曜日
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